岡田愛マリーが語る「宝塚歌劇団」元星組男役スター・天華えまの魅力!オフの様子も

宝塚歌劇団をこよなく愛する岡田愛マリーアナウンサーが、憧れの人、元星組 男役スター・天華えまにインタビュー。「宝塚コドモアテネ」(宝塚音楽学校が声楽・バレエ・日本舞踊のレッスンを行う日曜教室)に通い、タカラジェンヌを志した経験がある岡田アナ。ここでは、天華さんの印象やインタビュー後の感想、"推し"への愛を聞いた。

見るたびに心拍数も体温も上がります

——まずは、天華さんのファンになったきっかけを教えてください。

「『ロミオとジュリエット』の"死"役を見て、"沼"に落ちました。それまでも天華さんの存在は存じ上げていましたし、踊り方が素敵な男役さんという印象でしたが、『ロミジュリ』の"死"を見た時、全身に衝撃が走ったことを覚えています。言葉を発することなく踊りのみでその場を支配し、まるで自分の隣にいるかのような空気感…歴代の"死"とはまた印象が異なり、天華さんだからこその"死"を生み出したのだろうと思っています。

役替わりでマーキューシオも演じていらっしゃったのですが、刈り上げた髪型に蜘蛛の巣がデザインされていて、そのお姿もお似合いでした。また、この作品のみならず、男役群舞(舞台に男役が並んで踊る)の天華さんも本当に素敵です。絶妙な音ハメ(曲の音に動きをハメること)と表情、のびやかで色気のある踊りを見るたびに、心拍数も体温も上がります」

——岡田アナの個人的な"推し役"は?

「どの役も素敵で選び難いのですが、『阿弖流為–ATERUI–』の飛良手役が大好きです。礼真琴さん演じる阿弖流為が腹をくくるきっかけとなる人物で、最後のシーンは切なくて胸がギュッと締め付けられました。役ではないのですが、ショーで女豹をされたのも素敵でした。きゅるるんとした目にお耳も着けて、鞭を持って踊るのですが、まさに『ルパン三世』の峰不二子のような妖艶さ! その後のシーンでは男役に戻り、何事もなかったかのようにバリバリ踊っていらっしゃって…ファンにとっては情報量が多すぎて、もうパニックでした(笑)」

——天華さんにインタビューして、いかがでしたか?

「過去に宝塚音楽学校を取材させていただいた際、飛鳥裕さんや紫苑ゆうさんと対談させていただいたり、緒月遠麻さんと共演させていただいたりするたびに緊張していましたが、推しとなるとまた違った緊張感と言いますか、ずっとソワソワしてしまいました。天華さんはとても温かくユーモアにあふれている方で、紡がれる言葉の一つ一つがダイレクトに胸に響きましたし、『あの舞台にそんな秘話があったんだ!』と点と点が線で繋がる瞬間もあり、刺激的な時間でした。その模様を皆さんにお届けできたことが本当に幸せです。

今回のインタビューがヅカファン以外の方にも届くといいなと思いますし、タカラジェンヌとしての天華さんだけでなく、"俳優・天華えま"としての魅力に触れるきっかけになればうれしいです」

リップのプレゼントをお考えの方は安心してお渡しください

——カメラが回っていない時、天華さんはどんな様子でしたか?

「カメラの有無に関わらず、あのままの天華さんでした。ディナーショー直前というタイミングだったので準備について伺ったところ、『全部スタッフさんに決めてほしいよ~』とふにゃっとしたかわいらしい一面を見せてくださったかと思えば、“セットリストに込めた思い”についてはご自身の言葉をしっかりと紡いでいらっしゃって、より一層尊敬の念が増しました。

唇がぷるぷるなので特別なケアをしていらっしゃるのか聞いたところ、『特に何も…私、何をつけても皮剥けしないんですよね』とおっしゃっていたので、リップのプレゼントをお考えの方は、安心してお渡しください(笑)。お見送りの際、カバンの中に手持ち扇風機が入っているのがチラリと見えて、『暑がりの天華さんらしい♡』とほっこりしました」

——対談を通して改めて感じた天華さんの魅力は?

「誰にでもニュートラルに、そして真摯に向き合ってくださる方だと実感しました。竹を割ったような気持ちがいい性格でいらっしゃるのは、きっと動画にもにじみ出ていたと思いますが、『自分の責任は自分でとる』『相手に責任を背負わせたくない』って、なかなか言うことができない言葉ですよね。普段から、相手にも自分にも真摯に向き合っているからこそ出てくる言葉だと思います。楽しいだけではなく、辛いこと、乗り越えなくてはならないこと…“逃げることなく全てに向き合ってきた天華さんの強さ”が、最たる魅力なのだろうと改めて感じました」

——今後、天華さんにどんな活躍をしてほしいですか?

「推しの幸せはファンの幸せなので、天華さんが幸せだと感じられる場で輝き続けてほしいというのが大前提ですが、天華さん自身もおっしゃっていた映像の世界での活躍を拝見したいと思っています。天華さんの憧れの方が、元月組トップスターの天海祐希さんなので、お2人が共演する姿をぜひ見たいです!私も天海さんが大好きで、一度インタビューさせていただいたことがあるのですが、お2人の雰囲気が似ていると感じました。今後お2人の共演を見ることができたら…もう思い残すことは何もないです(笑)。さらに欲を言うとすれば、天華さんの踊りも大好きなので、そのお姿も定期的に拝見したいです」

——最後に、「岡田愛マリーの『待てば歌劇のヅカ日和』」の魅力や、今後発信したいことをお聞かせください。

「私もかつては宝塚の舞台に立つことを夢見てお稽古に励み、受験した身です。夢破れる気持ちも、前を向く辛さと大切さも宝塚から学びました。手前味噌ではありますが、その経験があったからこそ、独自の視点で宝塚の魅力をお届けできるのではないかと思っています。

芸の世界には、入った人にしかわからない、想像をはるかに超えた大変さや幸せがあると思います。番組を見た方の視点の引き出しが増えたらうれしいですし、『私も宝塚を受けてみたい』とか『言葉を紡ぐアナウンサーって面白そうだな』など、誰かの未来につながるようなことを発信できたらいいなと思っています」

【岡田愛マリー プロフィール】
和歌山県出身。テレビ愛知アナウンサー。主に「5時スタ」、「キン・ドニーチ」(ナレーション)「待てば歌劇のヅカ日和」(配信番組)「古家正亨の韓流クラス」を担当。

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