コーヒーはこんなに奥が深い! 達人から学ぶ多彩な楽しみ方を紹介

極上ライフ おとなの秘密基地

  • テーブルの上にのせられたコーヒーと本

みなさんは普段、コーヒーをどのようにして嗜んでいるのでしょうか。巷には喫茶店やカフェ、コーヒーショップなどが数多く点在し、コンビニで手軽に挽きたてのコーヒーが飲める日本は、世界でも有数のコーヒー大国です。

今回はそんなコーヒーをこよなく愛する達人によるコーヒーの楽しみ方をお届けしていきます。

目次

●焙煎機を自作し、自分好みの焙煎コーヒーを楽しむ

コーヒーの味わいの変化は様々ですが、まずは焙煎にこだわる達人の楽しみ方をご紹介します。

焙煎とは?

  • コーヒー豆

    生のコーヒー豆を煎り、水分を抜く

焙煎は生のコーヒー豆を煎り水分を抜くことで味と香りを引き出す作業のこと。同じ豆でも焙煎具合で味が変わります。基本的に焙煎が浅い「浅煎り」は酸味を、「深煎り」は苦みが強く出ます。

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こちらは達人が独自の焙煎をするために自作した焙煎機。

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園芸用のふるいやじょうご、キャスターなど、市販のもので構成されています。

●焙煎するコーヒー豆は「マンデリン」

  • カップに入ったコーヒー豆「マンデリン」

    コーヒー豆「マンデリン」

コーヒー豆の中でもネームバリューのあるマンデリンは、どっしりとした苦みが特徴的。それを活かすために深煎りにしていきます。

焙煎開始

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焙煎機の豆を火にかけて煎っていきます。火加減と回転数を調整して、10分ほどかけて容器内を180度に。

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するとパチパチを音をたてはじめます。それを「ハゼ(爆ぜ)」と呼び、豆の皮が音を立て弾ける現象を指します。

一度目のハゼを1ハゼ、二度目を2ハゼといい、1ハゼでとめることを浅煎り、2ハゼでとめると深煎りという目安にもなります。

焙煎の終了

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焙煎が終わったら素早く火からおろして冷やします。これを怠るとエグみが出るそう。

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風を当てて熱が取れれば完了!

コーヒーを楽しむ

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煎ったマンデリンとブラジルのブレンドでいただきます。

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コーヒーの味をより引き出すために軟水の山水を使うこだわりよう!

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雑味がなく表情豊かなブレンドコーヒーが出来上がりました。

●さまざまなミルを集め、コーヒー豆の“挽き”にこだわる

  • 約10種類のミルから選定

    約10種類のミルから選定

手持ちの約10種類のミルから選び、その時々の好みに合わせた挽き方を行うという達人。

挽き方の違いで変化するコーヒーの味わい

コーヒーの挽き方は大きく分けて2つあります。臼のようにすりつぶすか、刃でカットしていくか。臼タイプで挽くと甘みやコクがでやすく、カットするタイプは酸味を楽しみたい人におすすめです。

  • それぞれの刃の形状。(左から)臼式、カット式

    それぞれの刃の形状。(左から)臼式、カット式

今回はカット式のミルを使用して、雑味の少ないスッキリとしたコーヒーを入れます。

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豆はエチオピアの浅煎り。ちなみにコーヒー豆は浅煎りほど挽くのが重く、深煎りほど軽いです。

挽いた豆を選別

  • 特殊なフィルターを通して3種類の粒の大きさ選別

    特殊なフィルターを通して3種類の粒の大きさ選別

  • 3種類に分けられる

    3種類に分けられる

挽いた豆を特殊なフィルターを通すことで、粒の違う3種類に分けられます。粗いほうの味わいはさっぱりしており、細かいものは甘みとコクがでます。

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飲みたい味になるように各粉の分量を調整したら抽出開始。

●フレンチプレス抽出でコクを引き出す

  • フレンチプレス

    フレンチプレスを使用

  • 抽出する様子

    抽出する様子

コーヒーの抽出といえばペーパードリップですが、抽出時に豆から染み出す油分などを吸い取ってしまい、今回の豆にはあまり適していません。そこで使うのが「フレンチプレス」。金属製のフィルターに通すことで、油分などが残り、独特のうま味を楽しめます。

  • フレンチプレスで抽出したコーヒー

    フレンチプレスで抽出したコーヒー

水面に浮くのがコーヒーの油分。コクと甘味が強まり、華やかな味わいのコーヒーが入れられました。ちなみにコーヒーを入れるまでは約1時間かかります。

まとめ

  • 机の上に置かれたコーヒー豆やコーヒーカップ、ミル

たかがコーヒー、されどコーヒー。こだわればこだわったぶんだけ、人生を豊かにする味わいが口の中に広がります。

冒頭にも記述した通り、日本にはコーヒーに関する店や商品であふれているので、いくらでもこだわることができます。まずはコーヒー豆をミルで挽き、鼻をくすぐるコーヒーの匂いを堪能しながら、コーヒーの深淵にふれてみることをおすすめします。

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