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トヨタ自動車 佐藤恒治社長
トヨタ自動車が2025年3月期決算を発表。結果は過去最高の営業収益。果たしてトヨタの強みはどこにあるのか。自動車経済評論家の池田直渡さんが徹底解説。トヨタの「稼ぐ力」の秘密を読み解いた。
5月に行われたトヨタ自動車の2025年3月期の決算発表。佐藤恒治社長は、認証問題などに揺れたこの1年間を振り返り、“稼ぐ力”の重要性を示した。
トヨタ自動車 佐藤恒治社長:
「自動車産業を取り巻く環境は、大きく変化しています。環境変化に柔軟に対応していくためにも“稼ぐ力”を、しっかり維持向上させていきたいです」
「凄みを感じた」専門家が驚いたトヨタの利益率
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トヨタ自動車 3月期決算
トヨタの2025年3月期決算は、営業収益は48兆367億円と過去最高に。一方で、営業利益と最終利益は、2年ぶりに減少した。専門家はこの数字をどのように見ているのか。自動車経済評論家の池田直渡さんに話を聞いた。
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自動車経済評論家の池田直渡さん
自動車経済評論家 池田直渡さん:
「逆風の中でも、これほど維持できたという点で、凄みを感じましたね。10%という利益率をどう見るかって話です」
池田さんが注目したのは営業利益率。2024年3月期より1.9%低い、10.0%だ。
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池田さんが注目する営業利益率(青枠)
自動車経済評論家 池田さん:
「自動車メーカーの営業利益率は、教科書的に言うと8%が基本になる数字。他社を見ても、8%はなかなか出ないんですよ」
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自動車メーカーの営業利益率(2025年3月期)
営業利益率を他社の自動車メーカーと比べると、たしかに高い。続けて池田さんは「安売りに逃げず、質で勝負しているからこそ、実現できた数字」と語る。「すべての原点は『もっといいクルマ』なのではないか」。
トランプ関税についての質問も
決算会見の質疑応答では、トランプ関税について答える場面も。
——関税負担を車両価格に転嫁していくのでしょうか。
トヨタ 佐藤社長:
「とにかく軸をぶらさずに、じたばたせずに地に足をつけてやれることをやっていく」
佐藤社長が使用した“じたばたしない”という言葉について、池田さんは「減産に対応できる生産体制を整えておくこと」という背景があるのでは、と見解を示す。
自動車経済評論家 池田さん:
「トヨタとしては、何が起きても大丈夫なようにしておこう、と。基本に忠実に、いいものを作る。そして何かあったら、減産に対応できる生産体制を整えておく。“じたばたしない”とは、そういうことだと思いますね」
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