8月9日(土)、岐阜県岐阜市の長良川河川敷で「ぎふ長良川花火大会2025」が開催された。
第3回となる今大会のテーマは「平和に願いを込めて」。見どころのひとつは幅600メートルにわたって打ち上げられる「超ウルトラワイドスターマイン」で、今年は去年の2回から4回に増やし、過去最大のスケールに。清流・長良川と金華山という豊かな自然を背景に、圧巻の花火絵巻が繰り広げられた。
【第一章】ぎふ・清流長良川を舞台に花火絵巻
開幕を飾ったのは、岐阜市の「村瀬煙火」が手がけるミュージック花火。
カラフルな花火から、長良川を象徴する「清流ブルー」の水色、そして金色の点滅へと変化する圧巻のオープニング!
Novelbrightの「Walking with you」にのせ、大会の名物「超ウルトラワイドスターマイン」で鮮烈に彩った。
続いては大垣市の「高木煙火」による型物花火。
ハートやスマイル、蚊取り線香、きのこなど、ユニークな形の花火が次々と夜空に浮かび、会場は温かい笑顔に包まれた。
【第2章】長良川河畔で見る夏休みの思い出
第2章は、子どもたちの歓声が夜空に弾ける、夢のようなひととき。
前半は「高木煙火」が担当し、「ジャンボリミッキー!」や「名探偵コナン メイン・テーマ」などに合わせ、キャラクターの型物花火を含むスターマインが夜空を駆け巡った。
後半は、長野県の「信州煙火工業」へバトンタッチ 。Official髭男dismの「ミックスナッツ」にのせ、3号玉と4号玉が斜めに打ち出され、夜空で交錯する。心を包み込むような温かさと色彩の美しさに、観客は心を奪われた。
【第3章】ぎふの大自然美 天空からの大滝
「信州煙火工業」が手がけた第3章では、再び幅600メートルの「超ウルトラワイドスターマイン」が登場。David Chappellの「Miracle of Living」にあわせ、清流・長良川が繊細かつダイナミックに表現された。
序盤は水しぶきのようにきらめき、中盤からはダイナミックな奔流へと姿を変え、観る者を圧倒。巧みに織りなされる「静」と「動」のコントラストに、会場は感動に包まれた。
【第4章】貴方にとって大事な人に
戦後80年の節目に合わせ、第4章は音楽を用いず、平和への感謝を分かち合うことがコンセプトに。
前半は「高木煙火」が、伝統的な「和火」や、シベリア抑留で亡くなった戦友への鎮魂のために作られたとされる「白菊」を打ち上げ、穏やかで厳かな雰囲気に。花火本来の音と光だけが織りなす世界で、大切な人へ思いを馳せる時間となった。
後半は愛知県の「加藤煙火」がその祈りを引き継ぐ。平和への強い思いを込めたワイドスターマインが、5カ所から夜空へと放たれた。
【第5章】全ての人に優しく・・・
第5章で観客を沸かせたのは、「村瀬煙火」によるサプライズに満ちた演出の数々。大会の代名詞「清流ブルー」の淡い水色が夜を染め、この日3度目の「超ウルトラワイドスターマイン」が夜空を駆け巡る。
マイケル・ジャクソンの「Heal the World」にのせた演出の中盤では、長良川花火の名物「ナイアガラの滝花火」(全長300メートル)が川を横断。曲の終わりには200メートル幅での一斉打ちが加わり、割れんばかりの拍手が湧き起こった。
【第6章】笑顔の絶えない楽しい家族
「加藤煙火」が手がけた第6章は、松任谷由実の「やさしさに包まれたなら」にのせ、温かい家族の風景を表現。"日本一美しい"と称される点滅花火が、星屑を散りばめたようにキラキラと瞬き、優雅にそして軽やかに夜空を舞い踊った。
【第7章】グランドフィナーレ
感動のフィナーレは「信州煙火工業」が担当。MISIAの「明日へ」にのせ、この日4回目となる幅600メートルの「超ウルトラワイドスターマイン」が壮大に打ち上がった。
5分以上にわたって繰り広げられた光の洪水は、まばたきを忘れるほどの迫力! 観客は指笛や拍手を送りながら、しばし夢のような時間に浸った。
清流・長良川の夜空に、咲いては消える光の芸術。その一瞬のきらめきは、平和の尊さ、人の温もり、そして未来への祈りを雄弁に物語っていた。
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