「株式会社 大光」が運営する、業務用食品スーパー「アミカ」。約6000点の商品が並ぶ業務用食品に特化したスーパーで、飲食店などのプロもうなる品ぞろえ。最近は、「普通のスーパーに売っていないものがある」と一般客にも愛されている。

そんな「アミカ」をけん引するベテランバイヤーに、人気を支える仕事術とおすすめの商品を聞いた。

バイヤーが海外まで足を運び、品質をチェック

「アミカ」を運営する「株式会社 大光」は、1948年に岐阜県大垣市で創業。給食食材の卸売りから始まり、1992年に業務用食材の小売りを行うアミカ事業を開始。今では東海エリアを中心に51店舗を展開している。

「アミカ」の顔ともいえる冷凍食品のバイヤー、販促企画グループ・渡邉雅崇さんによると、「アミカ」のバイヤーは、安心安全の野菜を提供するために海外まで足を運び、生産農家や冷凍工場で品質をチェック。おいしさはもちろん、おすすめできる商品しか店頭に並べないのがこだわりだ。
一般客も買いに来るのが当たり前になった今では、1人前の商品にも力を入れており、その数なんと100種類以上。

今年8月から新商品として発売された「麻婆豆腐」や「えびチリ」、「海鮮中華あんかけ」は「僕が開発に関わっています」と渡邉さん。「アミカ」のバイヤーは、仕入れだけでなく商品開発も行っているのだ。

バイヤーおすすめの調味料

「アミカ」の売り上げの４０％以上占めるのが、しょうゆ、ソースなどの調味料といった常温で保存できる"ドライ"商品。バイヤー歴15年、約3,300点のドライ商品をまとめる販促企画グループ・窪田貴彦さんによると、ドレッシングだけでも90種類以上あるという。

こちらは、20種類以上のマヨネーズが集うマヨネーズエリア。お弁当などについている小分けタイプや、からしマヨネーズ、タルタルソースなど、さまざまな商品がずらりと並ぶ。

数ある商品の中でカロリーが気になる方に人気なのが、マヨネーズタイプの調味料も。マヨネーズタイプはパッケージの裏面に「半固体状ドレッシング」と書かれており、油分を減らして作られているため、あっさりとした風味。値段もマヨネーズよりお値打ちだ。

一般的なスーパーでは見かけない商品が並ぶのも、「アミカ」の魅力の一つ。中には、名古屋の有名店が太鼓判を押した商品も。

こちらは、創業以来名古屋で親しまれている「味仙」が太鼓判を押した「台湾拉麺の素」。名古屋名物「台湾ラーメン」の味を、家庭でも簡単に再現できる優れものだ。

窪田さんのおすすめ調味料は、「かけておいしい和風オニオンソース」。静岡県にある某有名ハンバーグチェーン店の味を参考に、窪田さんとメーカーが共同開発した逸品。これさえあれば、家庭で有名店の味を楽しむことができる。

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