【バンテリンドーム ナゴヤ】試合を裏で支える人々..."歴代監督"のこだわりとは?

サバンナのわが社の星

  • バンテリンドーム ナゴヤ

元気な企業には会社の原動力となる“わが社の星”がいる――。
東海地方の有名企業を訪問し、会社で輝く社員を直撃! 今回は、2027年に開場30周年を迎える「バンテリンドーム ナゴヤ」を管理運営する「株式会社ナゴヤドーム」(名古屋市・東区)を取材。ドームの知られざる秘密に迫る。

名将たちのこだわりを形に……「バンテリンドーム ナゴヤ」の秘密

2026年、球団創設90周年を迎えた中日ドラゴンズ。ドラゴンズの本拠地「バンテリンドーム ナゴヤ」を管理運営しているのが、「株式会社ナゴヤドーム」だ。

  • ホームランウイング

施設部の成田吉範さんは、ドームの外野席前に新たに造った「ホームランウイング」の責任者。本塁からフェンスまでの距離は、右中間・左中間ともに元々116メートルあったが、それを6メートル縮めて、テラス席を設置した。

テラス席へ行く道中にも、成田さんたち施設部のこだわりが。
「ホームランウイング」の席の人だけが写真を撮れるスポットや、ホームランの軌道、投手のストレートを表現した照明の演出も。
「ホームランウイングの客席に行く間もワクワクしてほしい」という皆さんの思いが詰まっている。

「ホームランウイング」は、フェンスを前に出しただけでなく、グラウンドをほぼ水平に見渡せる高さに設置されており、選手のプレーを間近に体感できる。
座席は従来のプラスチック製ではなく、クッション性の高い素材に。テーブルも設置し、ゆったり観戦できる。

外野のフェンスは、6メートル前へずらしただけではなく、高さにもこだわりが。
以前は4.8メートルだったが、改修後は3.6メートルに。フェンスのクッション性も高く、ケガをしにくい素材でボールがきれいに跳ね返るという。

こうして完成した「ホームランウイング」は、与田剛元監督や立浪和義元監督、ドラゴンズファンからの要望で実現。それ以外にも「バンテリンドーム ナゴヤ」には、歴代のドラゴンズの監督からの要望で改修している場所がいろいろある。

  • 日本で一番長いファウルポール

名将・落合博満元監督からは「打球がファウルなのか、ホームランなのかわかりにくい」との指摘を受け、ファウルポールを改修。13.2メートルだったポールに23メートル継ぎ足し、グラウンドから41メートルの“日本で一番長いファウルポール”に。

谷繁元信元監督からは「グラウンドが見やすいようにメジャー仕様のベンチにしてほしい」と言われ、ベンチを変更。監督の要望を形にするのも、成田さんたち施設部の仕事だ。

最高のプレーを裏で支える「バンテリンドーム」の守護神

ピッチャーマウンドにあるプレートも、施設部が10試合に1回交換している。
「メジャーリーグの土を入れているので、プレートの削れが多くなる。選手とも話をして、『プレートがキレイだとテンションが上がる』という要望があった」(施設部・新海佑斗さん)。

プレートの交換日に密着! まずは掘削機で周りの土を掘り起こす。土を手作業で除去し、プレートを取り出すまでに30分かかっていた。そして、新しいプレートを入れたら、粘土でしっかり固めていく。
ここで登場したのが、測量士。マウンドを規定の高さにするためプロがチェックし、プレートの交換作業は、約5時間で完成した。
神聖なプロのマウンド……新海さんたちの仕事一つで、選手の成績や試合に影響することもあるため、作業はいつも真剣だ。

ちなみに、使い終わったプレートは選手のサインを入れ、グッズ購入の特典として使用している。

  • メンテナンスゴンドラ

続いては、施設部・杉下大輔さんの仕事場へ。ドームの天井設備の点検は、「メンテナンスゴンドラ」に乗って行っている。

グラウンドから天井までは64.3メートルで、名古屋城天守閣がすっぽり入る高さだが、なんと照明スタッフは、ゴンドラからこの通路に乗り移って点検を行うそう。

「バンテリンドーム ナゴヤ」で働く人たちは、プロ野球の試合やイベントに向けて、万全の準備をしていた。

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