テレビ初公開!「墨」を奪い合い大漁祈願 「八幡祭り」は人が重なり合うド迫力の行事

愛知あたりまえワールド

  • 「墨」を奪い合う!

“地元愛が強い”愛知県民ですが、じつは隣県の岐阜県・三重県も大好き! 中でも人気の知られざる2県の魅力を紹介します。今回は鳥羽市・中津川市・下呂市・恵那市にフォーカス。地元住民なら「あるある!」のイベントやグルメなどを調査しました。

目次

1年に1度、漁師が本気で祭りに挑む「鳥羽市」

  • 島を歩いていると目にする、まるはち印

日本で唯一ジュゴンを見られる鳥羽水族館や、プリプリな浦村の巨大牡蠣などで知られる鳥羽市の離島・答志島。じつはこの島では、墨を奪い合うという特殊な文化があります。

年に1度開催される、島の伝統行事「八幡祭り」。海苔と紙を混ぜて作られた墨の塊を奪い合い、“まるはち”を書くことで、大漁を祈願するのだそう! 今でも島中の家々で見られるまるはちは、この祭りで手に取った墨で描かれています。

  • まさに息をのむ墨の奪い合い「八幡祭り」

古くから、漁師を生業として生計を立ててきた答志島。この日は、島中の漁師たちが本気で祭りに挑みます。今回テレビとしては初めて、その様子を密着取材しました。

1年の豊漁のため、一心不乱に炭をめがけていく漁師の姿は圧巻です! 一定年齢に達した男子を世話役の大人が預かって面倒を見る「寝屋子制度」などもあり、独自の文化が今も島に息づいています。

数々のディープなご当地グルメが根づく「中津川市」

  • 掘れば掘るほどディープなグルメが出てくる中津川市

自然豊かな観光名所のほか、名物の栗きんとんが有名な中津川市には、たくさんの魅力あふれるグルメが存在しています。その数なんと10以上! ユニークな麺料理が豊富なんです。

  • 地域の子どもたちを育ててきた焼きそば

例えば、地元で半世紀以上愛される「五十番のやきそば」。モチモチの自家製極太麺を、塩コショウとニンニクで炒めただけのシンプルな逸品です。価格はなんと500円。お小遣いでも手が出せる金額なので、地元の子どもたちにとっては行きつけの場所なんだとか。

ほかにも通常の2倍のひき肉を使用し、長年継ぎ足した唯一無二のソースを絡めた「たなかのミートスパゲッティ」や、120年以上も地域の方に愛され続けている中津川駅構内の老舗立ち食い「根の上そば」など、ディープなグルメが目白押しです。

ジンギスカン鍋が元気の源「下呂市」

日本三名泉の1つ「下呂温泉」で有名な下呂市。今回クローズアップしたいのは「鶏ちゃん」です。鶏ちゃんとは、岐阜県の山間部で食べられているタレで味付けされた鶏肉料理を指します。

発祥は下呂市内にある、まるはち食堂。1950年代にジンギスカンをまねて作ったものが、鶏ちゃんの始まりなのだそう。

  • 一家に一台ジンギスカン鍋があるほど身近な存在

鶏ちゃん発祥の店がある竹原地区では、一家に一台ジンギスカン鍋があると言っても過言ではないほど身近な存在なんです。

また門和佐(かどわさ)地区の白雲座歌舞伎保存会では、ジンギスカン鍋で作る鶏ちゃんを囲んで定例の飲み会が開催されています。地元の伝統文化を後世へ紡ぐ、架け橋にもなっているのが郷土料理・鶏ちゃんなのですね。

子どもの遊び場が尽きない理想の移住先「恵那市」

  • ログハウスの一軒家は、まさに理想の移住!

風光明媚な恵那峡や、美しい農村景観日本一で知られる恵那市。2024年の住みたい田舎ランキングで日本一に輝くなど、注目が高まっています。

そんな豊かな自然が広がる恵那市には、自然の中でのびのび育つ“わんぱくっ子”がいっぱい! 憧れの地方移住をかなえ、恵那市中野方地区に住む浅谷さんファミリーのお宅を取材しました。

  • 剥製のことを楽しそうに話すタクマくん

長男タクマくんの宝物は剥製です。アウトドア体験施設で教えてもらい、タクマくん自ら皮をはぎ、剝製にしたのだそうです。

週末にはお父さんと山へ探検に行くのがタクマくんのルーティン。あぜみちに生えた野草をおやつ代わりに食べたり、子どもたちだけの秘密基地を作ったり、遊びの幅は尽きません!

※この記事の掲載内容は更新当時の情報です。

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