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庭で次々と立派なタケノコが収穫できるとは驚き
標高360m、人口67人の小さな集落で、ディレクターのあべちゃんが出会ったのは、自然の恵みと人の温もり。朝のタケノコ掘りから始まり、わらびのペペロンチーノ、燻製ベーコンの晩ごはんまで。春の旬を味わい尽くす、三食お呼ばれのぜいたくな1日を追いました。
お母さんと庭先でタケノコ掘り! 山里の朝は“おすそ分け”から
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タケノコをお呼ばれ
まず出会ったのは、お庭でクリスマスローズの手入れをしていた地元のお母さん。話をしていると、「イノシシがタケノコを全部掘っちゃって…」とのことで、貴重なタケノコを庭で一緒に掘らせてもらえることになりました!
朝ごはんをお願いしてみたところ、「朝ごはんは用意してないけど、タケノコはどうぞ」と、ありがたいおすそ分けが。どなたかに料理してもらえたら…と後押しされ、あべちゃんの“朝ごはん探し”が本格スタートします。
薪ストーブの温もりと、自家製ヨーグルトのやさしい朝
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煙突の煙の正体は、なんと村松さんのログハウスだった
続いて、煙突から煙が立ち上る一軒家へ。そこで出会ったのが、ちょうど地区の回覧板を受け取っていた村松さん。人通りの少ないこの山里を歩いている理由を話すと、うれしいことに「三食お呼ばれ旅」の企画に興味を持っていただき、朝食交渉が成立しました!
ログハウスの中は薪ストーブのぬくもりが広がる温かな空間。村松さんは自ら撮った写真をギャラリーにしていて、大好きなアイルランドには定年後10回以上も訪れているそうです。
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はっさくを使った自家製のマーマレード風ジャムを添えて
朝ごはんは、45年継ぎ足してきた酸味の効いたブルガリアヨーグルトに、自家製マーマレード風ジャムを添えて。さらに、薪ストーブのオーブンで温めた手作りのいちごジャムパンも並びます。水分がほどよく残り、まるで焼きたてのようなおいしさでした。
ぜいたくな山里の昼ごはんにご満悦!
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アク抜きも生活で出てくる灰を利用する悠々自適さ
朝いただいたタケノコを見せると、「それなら、お昼ご飯作ってあげようか?」と、思わぬ“逆お呼ばれ”が! 灰を使ってアク抜きをする間に、わらび採りへ。土手ではたくさんの新鮮なわらびが収穫できました。
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わらびのおいしさをそのまま生かして、苦味のアクセントに
アク抜きしたわらびは、そのままペペロンチーノに使います。イカと炒めて、味付けはせず、わらび本来のほろ苦さを活かすのがポイント! 白だしと鰹節で仕上げたおひたしも絶品で、苦味と粘りがクセになる味わいでした。
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旬の味覚をまとめて一皿でいただく幸せ
そして、2時間かけてアクを抜いたタケノコは、わらびやふきと一緒に煮物に。皮ごと包丁で割り、新芽を取り除いて丁寧に調理された一品は、歯ごたえも風味も格別です。
唸るほどおいしいイベリコ豚のベーコンが登場!
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イベリコ豚のベーコン
実は村松さんは、朝からベーコン作りの準備をしていたそう。塩・香辛料・お酒に3日間漬け込んで1時間乾燥し、絶妙な温度調整で丁寧に燻製します。食べたそうにしているあべちゃんに、村松さんは「ギャラリーの外壁掃除を手伝ってくれたら食べていいよ」と優しく提案してくれました。
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思わず笑みがこぼれるディレクターのあべちゃん
村松さんのために、入念に外壁掃除をするあべちゃん。その後のご褒美に食べた肉厚のイベリコ豚は、思わず笑みがこぼれるほど絶品でした。
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ぜいたくな自家製カルボナーラ
晩ごはんには、その完成したイベリコ豚のベーコンを使用してカルボナーラにアレンジ! わさび菜を添えていただきました。
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独特の風味が際立つ、言葉で表現できないおいしさのラムベーコン
最後の締めくくりには、想像を超える「ラムのベーコン」まで登場し、「三食お呼ばれ旅」が終了。春の山里で出会った旬の味覚と、そこに住む人たちの温もりに感謝しながら旅を終えたあべちゃんでした。
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