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お灸
名古屋・大須を飛び出し、熱田区へと足を延ばした山田ルイ53世。冒頭から、家庭内での切実な事情を明かします。「家でお酒を飲むもんですから、ゴミの日になるとすごい数の瓶があるんですね。それを奥さんが毎朝捨てるから『なんでこんなに捨てなあかんの!?』ってお灸をすえられたんです」。
家庭で受けた精神的なお灸のダメージを癒やすべく(あるいは仕事でもお灸をすえてもらうべく)、彼が辿り着いたのが、今回お邪魔したお灸の専門店「せんねん灸ショールーム名古屋」です。
超シュール!「ツボ人形」が鎮座するお灸の要塞
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棒温灸
一歩足を踏み入れると、そこは文字通りお灸の楽園。多種多様なお灸があり、その中には「棒温灸」という本格的に頭や背中、腰も自分でセルフケアができるお灸もありました。
「見渡す限りお灸、お灸」と圧倒される山田ルイ53世の目に飛び込んできたのは、シュールな佇まいの「せんねん灸 ツボ人形」でした。全身にツボが記されたその人形に対し、「人気がある? ツボ人形が? これを?」と戸惑いを隠せない山田ルイ53世 。しかし、案内役の鍼灸師・森匡代さんは動じません。
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せんねん灸 ツボ人形
森さんのお気に入りは、手の「合谷(ごうこく)」という万能のツボ 。肩こりなどにも効くと聞き、山田ルイ53世も「しんどいなと思ったら、ここを押してあげたりすればいいんだ」と、セルフケアの奥深さに感心した様子を見せます。
令和のお灸は「拷問」じゃない!?火を使わない衝撃の進化
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鍼灸師・森匡代さん
お灸未経験の山田ルイ53世が抱いていたイメージは、意外にも物騒なものでした。 「ほぼ拷問みたいなイメージね、耐え忍ぶんだ、みたいな」。そんな昭和の恐怖を抱く彼に、森さんは優しく告げます。「今はほどよい温熱で安全に使えるお灸がたくさんあります」 。
紹介されたのは、なんと「火を使わないお灸」。シールをめくると中のもぐさと酸化鉄が反応して温かくなる仕組みで、仕事中も貼ったまま使えるというハイテク仕様です。40度から50度が3時間継続するそうです。
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火を使わないお灸
「乾杯のしすぎで右肘を痛めている」という山田ルイ53世は、さっそくこのお灸を試すことに。「今年はちょっとアメリカでオペ(手術)をしようと思っているんですけど、その前にこれ試してもいいですか? 渡航費も浮くものですから」とボケつつ肘に貼ると、数分後には驚きの声が上がります。
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火を使わないお灸
「あっ! 温かくなってきた! じわーっと。今日は2026年最初の大寒波が来た日ですから。ああ温かい! すごい来ますね、火がついてないのに」。あまりの心地よさに、貴族の表情もすっかり解きほぐされていきました。ちなみに火をつけるタイプのお灸は、果物やアロマのいい香りのものもあるのだとか。
トラウマ再燃!?頭上で燃える「ほうろく灸」という名の儀式
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ほうろく灸
癒しの時間は、急展開を迎えます。森さんが提案したのは「ほうろく灸」。頭の上でお灸を据えるという伝統的な手法です。これを聞いた瞬間、山田さんの脳裏にある悲劇がフラッシュバックしました。
思わず「やめておきます」と返した山田ルイ53世。実は30年ほど前、テレビ番組の企画で自ら提案し、頭に花火を括り付けて「気持ちいいー!」と叫ぶネタをやったことがあるのだとか。その帰りの地下鉄で、相方共々頭から煙が出ていたという燃えるトラウマの持ち主だったのです。
「頭は燃えないので」という森さんの説得により、なんとか体験に応じた山田ルイ53世。皿を頭に乗せ、その上でよもぎをつぶして作ったもぐさが燃え始めると、現場には独特な緊張感が漂います。
「森さん、確認なんですけど、これ正式な図ですよね? いじっていません? 大丈夫?」。不安がる山田ルイ53世に対し、森さんは「無病息災とか頭痛封じ、暑気払いにいいと言われている」と解説。これには思わず、「雰囲気じゃないですか! 雰囲気のやつ? これ」と鋭いツッコミが飛び出します。
さらに森さんが放った「すごくスッキリとします」という、どこか感覚的な回答に対し、「急にぼんやりしたこと言い出しましたね」と、お灸の煙に巻かれたようなシュールなやりとりが繰り広げられました。実際は長くて10分乗せていると「百会(ひゃくえ)」のツボにいいそうです。
事務所の先輩「スギちゃん」のワイルドすぎる私生活
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スギちゃんのサイン
ロケも終盤。店内に飾られたサイン色紙を見た山田ルイ53世の動きが止まります。そこに書かれていたのは、事務所の先輩・スギちゃんの名前。「ワイルドだろぉ!!2022.3.27」という文字とともに。
驚くべきは、スギちゃんが仕事ではなく完全なプライベートで訪れていたこと。「何で?」と問い詰める山田ルイ53世に、森さんが明かした衝撃の事実。「『アソートカップ』というお灸の詰め放題を購入されていました」。
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詰め放題のお灸
これには山田ルイ53世も苦笑い。「さすがスギさん! あの人ね、ケチなんですよ」。ワイルドなはずの先輩が、名古屋の片隅でせっせとお灸を詰め込んでいた姿を想像し、なんとも言えない表情を浮かべていました。
身も心もポカポカになった後はあの人に……
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山田ルイ53世
初めて触れたお灸の世界の奥深さ、そして便利さに、「プライベートでもやってみようかな」と満足げな様子。
しかし、最後はやはりこの言葉で締めくくられました。「事務所に帰ったら、スギちゃんにお灸をすえておきます」。
伝統とハイテク、そして事務所の先輩の節約術。熱田で出会ったのは、想像以上にエキサイティングな癒しの体験でした。皆さんも、日々の疲れを感じたら、ぜひこの温かな儀式を体験してみてはいかがでしょうか。
【せんねん灸ショールーム名古屋】
場所:愛知県名古屋市熱田区金山町1丁目18-10 加藤ビル1階
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
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