〇〇の場所までリサーチ!?ラリー選手が大会前に行っている知られざる準備術とは?【梅本まどかのラリー日和 Vol.5】
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ラリージャパン 去年の様子
いよいよフォーラムエイト・ラリージャパン2026の開催(5/28~5/31)が近づいてきましたね!
今回はラリーウィークが始まるまでの期間に行う、“準備”についてお話していきたいと思います!
競技は「情報戦」。大会前に調べる“ある情報”とは?
ラリージャパンの開催が近づくなか、コ・ドライバーは大会が始まるまでの期間、“情報収集”に注力しています。
コ・ドライバーは大会の詳細が出ると自分が見やすいように資料をまとめ、走行するSS(スペシャルステージ)のデータや過去のペースノートなどをドライバーに共有。また、レッキの時に気をつけることもイメージしておきます。レッキ*を行う順番も考えながら、どんなルートでどこで休憩できるかも把握し、ドライバーに共有します。
さらに、サービスパークからホテルまでの移動中に行けるコンビニなどにも目星をつけておいたり、周辺のリサーチをしたり。ラリーウィーク中、いかに競技に集中できる環境を作れるかも重要なポイントであるため、探すことやメモすることがたくさん!!
*レッキ(下見走行)
ラリー競技の本番前にドライバーとコ・ドライバーがコースを下見走行すること。
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北海道のラリーではセイコーマートのおにぎりを毎回買っていました
「寝られないほど不安」初めての道に挑むための徹底リサーチ術
私はウィーク全体を通してのイメージができないと不安で寝られなくなるので、情報収集は可能な限り行うように心がけています。
特に初めて出場するラリーは分からないことだらけなので、先輩コ・ドライバーに教えてもらったり、イベントでドライバーさんに会ったら、「あのラリーってどんなイメージですか?」とお話しを聞いたり、YouTubeで過去のSSの投稿を探したり、地図アプリでルートを見てみたり、気温や天候、路面の修復など地元ならではの情報を調べたり…いろいろな方法で情報収集をします。
走ることはもちろんですが、イベント要素も多いラリーをウィーク通してイメトレしておくのはコ・ドライバーの仕事でもあるのです。
ドライバーたちのストイックな事前準備
一方で、ドライバーは前戦が終わってから改善点があればチームやコ・ドライバーに共有し、次戦に向けた準備を行っています。
ペースノートの修正や車体に慣れるための練習、体づくりのトレーニング。他にもシミュレーターで練習する人もいるなどみんなそれぞれの準備を行っているのです。
全日本ラリー選手権のカテゴリーの一つになっている“モリゾウチャレンジカップ”では、ラリー終わりにレポートやインカー映像をフィンランドの講師陣に提出しアドバイスをもらったり、練習会やオンライン講習もしたりします。私が参戦していた年はWRCで連勝を果たした勝田貴元選手からのレクチャーもありました。
WRCでも選手が大会前のインタビューで「このラリーはこんな道だからポイントはここです。こんな所が難しい。」などと答えていたりしますが、それを答えられるのもラリーに向けて準備をしているから。準備がラリーウィークに影響するので、みんな一戦一戦しっかり準備をして挑むのです。
そして!今年、WRCでは貴元選手が2戦連続優勝とラリージャパンの走りにも期待がかかりますね!
観戦は特別な準備がなくても楽しめますが、事前に情報を知っておくことで面白さはさらにアップすること間違いなし。みなさんも情報収集をしてラリージャパン2026を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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去年のラリージャパンで勝田貴元選手のパネルとパシャリ
月1回連載「梅本まどかのラリー日和」
「梅本まどかのラリー日和」は、元SKE48のメンバー・梅本まどかさんが、ラリーの魅力や大会での経験などを綴る連載企画です。2018年に開催された「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」にクスコジュニアラリーチームからコ・ドライバーとしてラリーデビューした梅本さん。ラリーの奥深い魅力や、「コ・ドライバー」として戦う楽しさ、厳しさ、そして尽きることのないモータースポーツへの想いを、等身大の言葉で発信していきます。
●梅本まどか プロフィール
1992年7月17日生まれ。愛知県名古屋市出身。2010年SKE48第4期生オーディションに合格。同年12月に研究生からチームE初期メンバーに選抜され、チームEのリーダーに就任した。
2016年2月にSKE48を卒業し、12月に大型二輪免許を取得。2018年には「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」にクスコジュニアラリーチームからコ・ドライバーとしてラリーデビュー。8戦中6勝で年間チャンピオンに。WRCラリージャパンでは2022年〜2024年まで3年連続表彰台(2022年RC4クラス3位/2023年JR Car1クラス2位/2024年JR1クラス2位)に登り、XCRスプリントカップ2025ではチャンピオンを獲得した。現在はマルチタレントとして活躍しながら、WRC日本開催のPRも行う。
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