「もう無理...」体育館から脱走!髙田・エブリン・赤穂が"高校時代の思い出"明かす

Wリーグ

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「デンソー アイリス」で活躍する高田、エブリン、赤穂。現役日本代表の3名に高校時代の部活の思い出を語ってもらいました。

しんどかった高校時代

女子バスケ界の“生きる伝説”髙田真希、“日本一親しみやすい”バスケット選手・馬瓜エブリン、チームキャプテンを務める赤穂ひまわりが登場!

最初のテーマは「しんどかった高校時代」で、昭和学院(千葉県)出身の赤穂が思い出すのは、朝練前の“不思議な時間”について。
高校時代の朝練は、朝6時から始まるにもかかわらず、1年生は校門が開く前に集合しなくてはならないという“謎の掟”があり、赤穂は毎日5時半に起き、自転車で学校に向かっていたそう。
「『この時間なに?』みたいな(笑)。朝、体が動かないなか、練習をやっていたのがきつかった」と当時を振り返った。

一方、髙田とエブリンが在学していた桜花学園(愛知県)は住宅街の中にあったため、ドリブルの音などの理由からバスケ部の朝練はなかったという。

しかしエブリンにとって桜花は、それまでいた中学とは異なる強豪! 高校に入ってからは、バスケット用語の暗記や練習量の多さに「キツっ!」と感じ、先生に叱られた際は、体育館からいなくなったことも。

「『もう無理!』と思って、体育館から脱走する事件を起こしましたね。数秒で戻されましたけど」とエブリン。

実は、エブリンが小学校5年生の時に桜花を訪問した際、高校2年生の髙田が練習していたそうで、髙田は子どもだったエブリンの無邪気なエピソードを披露。
「小学5年生は何もわからないから~。桜花学園がどんな凄いところかも知らずに…ご迷惑をおかけしました!(笑)」とエブリン。

髙田が覚えているのは、最後尾がダッシュして先頭になるのを繰り返す「20分間走」。コート内を延々走る真夏の20分間を思い出し、「あれはめちゃめちゃしんどかった」と苦笑いした。

高校時代の良かった思い出

次のテーマは「高校時代の良かった思い出」。桜花を強豪に育て上げた指導者・井上眞一氏について髙田は、「井上先生に教えてもらったことが今でも通用するから、それは良かったと思う。特にセンタープレイヤーとしての基礎を築いてもらった」とコメント。
高校1年生の時は指導されたメソッドを実践できず、涙を流したことも。「でも、その時に学んでおいて良かったと思う!」(髙田)。

元々ドリブルが苦手だったというエブリンが思い出すのは、自身に課せられた「ドリブルを1回ついたら交代」というルール。速攻の先頭を走り、パスをもらって素早くシュートする技術を覚えたのは、当時の“縛り”があったからだと話す。
「その時は“なんて理不尽なことを言うんだ!”と思ったけど、おかげで大きな体でも先頭を走れるようになった。それはすごく今につながっていますね」とエブリン。

徹底的に指導を受けた髙田やエブリンと違い、赤穂の高校時代は割と自由だったそう。
昭和学院は、3学年合わせて約50人の大所帯チーム。「『人に合わせる』じゃないですけど、いろんな人とプレーできたのは良いことだったなと思います」と赤穂。
当時の練習では、限られた時間の中で大人数が効率よく動くため、攻守の切り替えを素早く行っていたそう。「その切り替えが今につながっているかどうかはわからないですけど、そこでしか経験できない、そこでしかできなかったことなのかなと思います」と振り返った。

自由に育てられた赤穂と、“ドリブルをつくな”と制限をかけられたエブリン…練習環境は違えども、女子日本代表に選ばれている2人。レジェンド髙田は、「気持ちが大事!」とコメント。

最後はエブリンが、「“ドリブルが下手でもここまでこられるよ!”という…子どもたちの星になりたい!」と熱い思いを語り、番組を締めた。 

「Wリーグオールスター 2023-2024 in 愛知」
吉田亜沙美、髙田真希、馬瓜エブリンなど、Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)のスター選手が集結!
2月に開催された予選で見事パリオリンピック出場を勝ち取ったバスケットボール女子日本代表。その主力選手をはじめとする、Wリーグのスター選手が一堂に会するオールスターゲームが愛知県で初開催される。
愛知県出身の選手や愛知に本拠地を構えるチームからも多くの選手が出場予定。

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