75年前のEVから最新のコンセプトカーまで... デンソーの過去・現在・未来を体感できる「DENSO MUSEUM」の見どころを探る

おでかけ

  • 入り口を抜けると1950年に誕生した電気自動車「DENSO号」がお出迎え

    入り口を抜けると1950年に誕生した電気自動車「DENSO号」がお出迎え

2024年12月に創立75周年を迎えた株式会社デンソー。その節目に合わせて本社(愛知県刈谷市)にある企業ミュージアム「デンソーミュージアム」が、2025年6月にリニューアルオープンしました。

新しく生まれ変わった本ミュージアムは、「これまでとこれからの挑戦のストーリー」をコンセプトに、約250点の展示を通じてデンソーの過去・現在・未来を立体的に紹介しています。

目次

  • 入り口を抜けると1950年に誕生した電気自動車「DENSO号」がお出迎え

    入り口を抜けると1950年に誕生した電気自動車「DENSO号」がお出迎え

館内は「ORIGIN(オリジン)」「HISTORY(ヒストリー)」「THE COLLECTION(ザ・コレクション)」「Theater(シアター)」「VISION STUDIO(ビジョンスタジオ)」の5つのゾーンで構成されており、創業当時のものづくりの原点から、先端技術による未来の展望までを一貫して体験できる内容です。

モノづくりの精神にふれる「ORIGIN」ゾーン

  • デンソーの歩みを当時の代表作品と共に振り返る「ORIGIN」

    デンソーの歩みを当時の代表作品と共に振り返る「ORIGIN」

見学のスタートは「ORIGIN」ゾーン。ここでは、戦後の日本で自動車部品の国産化に挑んだデンソーの創業期の歩みを、当時の製品などの展示を通じて振り返ることができます。

創業の原点に込められた「人のために技術で応える」という精神は、現在に至るまでデンソーの事業活動の根幹をなしています。

  • 3坪程度のプロジェクションモニターに足を踏み入れると 足の動きに連動して音と振動を表現するギミックも

    3坪程度のプロジェクションモニターに足を踏み入れると、足の動きに連動して音と振動を表現するギミックも

  • 1950年代に一世を風靡した希少な電気洗濯機も展示

    1950年代に一世を風靡した希少な電気洗濯機も展示

  • BOSCH社と共同開発した丸形ヒーターは、角形ヒーターと比較しても故障が少なくヒット商品となる

    BOSCH社と共同開発した丸形ヒーターは、角形ヒーターと比較しても故障が少なくヒット商品となる

世界市場への挑戦「HISTORY」ゾーン

  • HISTORYゾーンはデンソーの高い技術力が時系列で体験できるエリア

    HISTORYゾーンはデンソーの高い技術力が時系列で体験できるエリア

「HISTORY」ゾーンでは、国内にとどまらず世界へと事業を拡大していったデンソーの挑戦の軌跡が、年代ごとに整理された展示とともに紹介されています。

  • 製品の展示だけでなく、当時の時代背景も同時に伝えられる

    製品の展示だけでなく、当時の時代背景も同時に伝えられる

  • 製造業や物流業はもちろん、個人利用など多くの人が利用しているQRコードもデンソーの技術

    製造業や物流業はもちろん、個人利用など多くの人が利用しているQRコードもデンソーの技術

  • デンソーの初製品や技術などの紹介も、自動水栓や安全運転装備のナイトビューもデンソーが初めて

    デンソーの初製品や技術などの紹介も、自動水栓や安全運転装備のナイトビューもデンソーが初めて

各時代における社会課題に対し、いかに技術で応えてきたのか。とくに自動車関連の部品で馴染みのあるカーナビやスマートキー、ETCなど数多くの製品が展示されており、デンソーの技術の幅広さを実感できます。

技術とデザインの粋を集めた「THE COLLECTION」

  • 個人向け商品の展示

    デンソーを支えてきた歴史の長い車載製品や、新事業への挑戦によって生まれた個人向け商品などを展示

展示の中でもひときわ目を引くのが、ミュージアムの中心に位置する「THE COLLECTION」ゾーンです。ここでは、過去に実際に販売された携帯電話や浄水器などがずらりと並び、それぞれの技術的特長や進化の過程が紹介されています。

なかには、普段は車の内部に隠れている部品を間近で観察できる展示もあり、技術好きにはたまらない空間となっています。

想像力を刺激する「Theater」

  • Theaterでは未来の人と自動車の生活を大型スクリーンで体験

    Theaterでは未来の人と自動車の生活を大型スクリーンで体験

「HISTORY」を抜けたところに設けられている「Theater」では、デンソーの企業ビジョンや技術への思いを短編映像で鑑賞できます。来館者はここでものづくりにかける情熱や、社会課題に立ち向かう姿勢に触れることができます。

映像作品は【環境編】と【安心編】の2作品に分けて収録され、それぞれ4分程度の上映ながら、観る者の想像力を大きく広げてくれます。

未来への挑戦を体感できる「VISION STUDIO」

  • VISION STUDIOに展示されたコンセプトモデル

    VISION STUDIOでは、最新技術を駆使したコンセプトモデルを発見

デンソーミュージアムの最終ゾーン「VISION STUDIO」は、未来社会への挑戦をテーマに据えた、体験型の展示エリアです。とくに印象的なのは、車の中で過ごす未来の時間を表現した「モビリティ体験」ブース。人とクルマの関係がどのように変わっていくのかを、映像や空間演出によってリアルに想像させてくれます。

  • 未来のモビリティ社会での移動空間を体験できるモックカー

    未来のモビリティ社会での移動空間を体験できるモックカー

また、カーボンニュートラル社会の実現や食料問題など、地球規模の課題解決に向けた技術や取り組みも紹介されています。

  • ミニトマトの全自動収穫ロボット「Artemy」 ※取材時は整備中

    ミニトマトの全自動収穫ロボット「Artemy」 ※取材時は整備中

すべての来館者に、挑戦の軌跡を伝えたい

  • 自動車だけでなく次世代モビリティの開発も

    自動車だけでなく次世代モビリティの開発も

今回のリニューアルについて、館長は「“デンソーのこれまでとこれからの挑戦のストーリー”をコンセプトに、ものづくりとそれを支えてきた人々の想いをより深く感じていただける施設にしたい」と語ります。今後は、企画展示の開催も予定しており、地域に開かれた学びの場としての役割も担っていくとのことです。

デンソーが75年かけて培ってきた技術、そしてその根底にある人と社会への熱い想い。デンソーミュージアムは、単なる企業紹介にとどまらず、未来を担う子どもたちや次世代の技術者たちにとって、大きな刺激となる場所です。

施設情報

「デンソーミュージアム」
住所:愛知県刈谷市昭和町1-1 株式会社デンソー本社5号館 3階
開館時間:会社稼働日 9:30~17:00
毎月1回、会社休日に開館 開館日の詳細はWebサイトにて案内
入館料:無料
公式Webサイト:https://www.denso.com/jp/ja/about-us/corporate-info/museum/

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