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実車さながらのラジコンカー
作ってその姿を楽しむだけでなく、動かして走行シーンも楽しめるラジコン。製品そのままではどうしてもラジコンなりの挙動が抜けきれませんが、走行性能の要である足周りを見直すことで、実車さながらの迫力のある走りを実現できるんです。
目次
オンロードキットのラジコンでラリーの世界を表現するには
ラジコンのラインアップにはラリーカーも存在し、実際のレースのようにオフロードを走りこむことで汚れ傷つき、モチーフのラリーカーに近い風合いになってくれます。
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おもちゃのように飛び跳ねてしまう
ただし、走行に関しては別。小さくて軽いラジコンは地面の凸凹に影響を受けやすく、ピョコピョコと飛び跳ねがちです。ましてや、アスファルト走行を想定しているオンロード用のマシンであれば、それが顕著に現れます。
オンロード用のキットしかないラリーカーでオフロード走行をする場合には、足周りを大きく変更する必要があります。
オフロードダンパーで安定した走りに
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ダンパーをオフロードのものに変更
地面の凹凸に影響しにくい走りを実現するためには、実車と同じく足周りを見直す必要があります。ダンパーをオンロードのものからストロークの長いオフロードのものに変更します。
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取り付け位置が合わないため手を加える
本来のものよりも長くなった分、取り付け位置が合わないため、接続パーツに手を加えないといけません。
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接続パーツを作り変える
衝撃に強いFRP(繊維強化プラスチック)を切り出して接続パーツをスクラッチ。
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なるべく垂直になるように接続
パーツをシャシーに取り付けたら、ダンパーを接続。その際、ダンパーの性能を最大限に活かすためにシャシーに対してなるべく垂直になるようにします。
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さまざまなオイルの粘度を試す
ラジコン用のダンパーは細かいパーツで構成されていて、パーツ選びや注入するオイルの粘度によって性能が変わります。最初は中間の粘度の400番を注入して走行し、改善が見られないようであれば粘度を変えて再度試す。この作業を繰り返します。
オンロード→オフロードへと生まれ変わったマシンが完成!
ダンパー交換前は地面の凹凸を拾ったり着地が安定しなかったりしてピョコピョコ飛び跳ねていたところ、衝撃を吸収して四輪ともが地面をしっかりつかんだ走りに生まれ変わりました。速度が乗ってくれるほか、操作もしやすくなっています。
思い通りの操作ができると、ラジコンの醍醐味をより一層楽しむことができます。今回はオフロードでしたが、オンロードにおいても足周りのセッティングによる操作性の違いを体感してみてください。
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