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戦車ジオラマ
精巧なプラモデルを使って小さな情景を作り出す「ジオラマ」。基本的にプラモデルは、ミニチュアモデルとして静的な表現を楽しむもの。そこに地面や草木、人、動物などの要素を盛り込んで、動的な表現へとプラモデルの面白さを広げられるのがジオラマの醍醐味です。
戦車模型を使った例とともに、ジオラマに仕立てていく工程をお届けしましょう。
目次
戦車ジオラマ作りの基本
1.シチュエーションを決める
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場所、季節、天気などシチュエーションを決める
作業に取り掛かる前に、大まかで良いので作りたいシチュエーションを考えておきましょう。場所、季節、天気、戦っているのかただ進んでいるだけなのかなど。それによって用意する部材が変わってきますし、考えることで新しいアイデアも浮かんできます。第二次世界大戦時の戦車の場合であればエピソードに基づいたシチュエーションにするとまとまりやすいです。
2.土台と戦車と人を用意しよう
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土台を用意
主役の戦車と動的な要素となる人のプラモデル、それらを設置する土台を用意しましょう。木製のしっかりしたものであればしなって地面を壊れる心配は少ないですし、重量も比較的軽めに収まります。
3.地面は凸凹にするとそれらしくなる
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地面は凸凹していたほうがリアル
シチュエーションにもよりますが、地面は平坦ではなく凸凹していたほうがリアルに見えやすいです。画像では地面に使うスチロール剤に溶剤を塗って溶かして表情をつけています。スチロール剤は軽く、加工もしやすいので地面の素材としておすすめです。
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高低差をつけて立体感を出す
そのほか、水平ではなく高低差をつけると、戦車ジオラマの情景に立体感と動きが出やすいので試してみましょう。
情景作りには100均グッズも活用できる
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100均グッズの麻ひもを用意
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繊維をほぐしてしごきます。
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土台に植え付ける
ホビーメーカーからさまざまなジオラマ用の部材が展開されていますが、100円ショップで売られているリーズナブルなグッズがジオラマの部材になることも。ジオラマだけでなく、プラモデルづくりに役立つグッズが展開されているため、100円ショップに足繁く通うモデラーも多いです。
ここで使うのは麻ひも。適当な長さに切り出し、繊維をほぐしてしごきます。地面に穴を開けて植えれば枯れ草の完成。
細部に手を加えてリアルさを追求
4.ジオラマのフィギュアのポーズを調整
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フィギュアの角度を調整
商品によっては形状やポーズが大雑把な場合があるので、ディテールアップをして臨場感を高めます。画像は手首を一度切り離して角度を調整しているところ。
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フィギュアのポーズを調整
銃を持つ手の角度が現実に近くなりました。
ダメージ表現のヒントは身近なところに
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戦車の塗装の剥がれを再現
戦車のさびや塗装の剥がれといったダメージ表現は、身近な光景から取り入れることができます。
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街中を巡って戦車ジオラマに活用
例えば、電車が走る鉄橋やビルの外壁、放置されている車など、普段気に留めないような部分に目を向けると気づきやすいです。スマートフォンなどで撮影しておけば、ジオラマのダメージ表現の資料としていつでも活用できます。
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ノルマンディーでの戦いをイメージ
こうして出来上がったのが、第二次世界大戦中の1944年8月、ノルマンディーでの戦いをイメージした戦車ジオラマ。スチロールの土台や麻ひもが使われているとは思えないほど、リアルな仕上がりです。
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さび表現に注力
創意工夫だけでなく、さび表現や落ち葉をあしらって、ナチスドイツが没落していく歴史的背景を表現しているところも臨場感を底上げしています。
奥深い戦車ジオラマの世界。情景づくりの楽しさに触れみてはいかがでしょうか。
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