タミヤのラジコンブームのパイオニア的存在である「グラスホッパー」の40周年を記念して「1/10RC ホーネット EVO.」が誕生しました。さらに名車グラスホッパーをミニ4駆化した「グラスホッパーJr. (VZシャーシ)」も登場。それぞれの特徴と魅力を解説していきます。
目次
ホーネットのエヴォリューション版が登場!
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2024年12月14日発売の「1/10RC ホーネット EVO.」(税込み1万9800円)
ホーネットは1984年10月にデビューしたRCマシン「グラスホッパー」をベースにし、レース用にチューニングされたバギーマシンです。40年以上もの間、オフロードラジコンブームを支えてきたホーネットに進化版「1/10RC ホーネット EVO.」が登場しました。
外観こそは過去のモデルと大きな違いはありませんが、中身は近代化されて現在のユーザーに合わせた仕様です。素材に関しても新しい部品は、ガラス繊維入り強化ナイロンを使用するなど、安全面や耐久性においても飛躍的に向上しています。
注目ポイントは?
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過去のモデルとの大きな違いは独立したサスペンション
従来のホーネットとホーネット EVO.両者の一番の違いは足回りで、過去のモデルではサスペンションが1軸だったこともあり、起伏の激しい路面状況では操作性に難点がありました。
そこで1/10RC ホーネット EVO.では足回りを強化し、4軸化することで完全に独立させます。サスペンションにはレースカーでも採用されているダブルウィッシュボーンを採用。トラクション能力を向上させました。
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実車レースカー同様のダブルウィッシュボーンを採用することで軽快な走りを実現
グラスホッパーがミニ四駆に!
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2024年12月7日発売の「グラスホッパーJr.」(税込み1,320円)
RCバギーブームをけん引してきたグラスホッパーは「グラスホッパーJr.」として、初めてミニ4駆に登場しました。直線基調のスリムなボディはRCカー譲りで、カラーリングも40年以上前のグラスホッパーと瓜二つなものとなっています。
ロールバーに囲まれたコックピットには、ドライバー人形がセットされるなど忠実に再現。ミニ4駆化に至っては、矢じりのようなスリムなシルエットを再現するのに苦労したようです。
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パーツはシンプルで組み立てやすい構造
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矢じりのようなフォルムが特徴
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RCカー同様にコックピットにはドライバーの姿が
最新のVZシャーシを採用
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小型・軽量・高剛性なのがVSシャーシの特徴
見た目だけでなく、中身もRCカー譲りのグラスホッパーJr.。シャーシは、レースでも御用達の「VSシャーシ」をさらに改良した「VZシャーシ」を採用しています。VZシャーシは、これまでのシャーシと比較しても軽量、コンパクトに設計されていて、セッティングの自由度が高いのが特徴です。
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リヤローラーステーとフロントバンパーが分割式のため、メンテンナンスやチューニングがしやすい
また、シャーシには適度に「しなり」を持たせることで、衝撃を吸収しながら高速走行が可能になっています。リヤローラーステーとフロントバンパーが分割式になっているため、チューニングしやすいのも人気の秘密です。
※この記事の掲載内容は更新当時の情報です。
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