幅広い年代に愛され、世界中にコレクターの多いミニカー。今回はその中でも「MINI」に特化した日本屈指の“MINIマニア”の方を紹介。テーマを絞るとここまで収集するのかという、驚きのコレクション欲をご覧ください。
目次
MINI関連のミニカーグッズを収集する理由
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今回紹介するMINIマニアの方の愛車ももちろんMINI。クラシックタイプで、機敏性と挙動がダイレクトに伝わってくるのが魅力
1959年にイギリスのローバー社からリリースされたコンパクトカー。2000年まで生産されたクラシックスタイルのものは、そのキャッチーな見た目で今でも非常に人気。漫画や映画などにもたびたび採用されています(『シティーハンター』の主人公・冴羽獠の愛車など)。
現在はローバーを買収したBMWが製造・販売を行っており、近代的な性能を持ち合わせた車にはなっていますが、クラシック時代の意匠も受け継いだスタイルで人気を維持し続けています。
ズラリと並んだ約3000種のMINIのミニカー。かつて一般販売されていたものだけでなく、限定品はもちろん、非売品や、モチーフとなった小物入れなども含めて収集する生粋のマニアです。
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MINIのバンのミニカー
高級車ロールスロイスの塗装を行っていた会社が1960年代に販促用に配ったといわれているMINIのバンのミニカー。限られた人しか持っていない幻のミニカーで、手に入れるのに20万円もかかったそうです。
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MINIバン(CORGI TOYS)
イギリスのCORGI TOYSが1964年にリリースした日本未輸入のMINIバンのミニカー。同じものが3台並んでいますが、実際には微妙に仕様が異なります。
グリルをよく見ると、左と真ん中では色分けが異なり、右は形状が違っています。細かな違いを求め集めるのも収集の楽しいところです。
本場イギリス発のMINIミニカー
MINIはイギリス発祥の車ということもあって、イギリスのトイメーカーからも精力的にミニカーがリリースされていました。
CORGI TOYS(コーギートイズ)
1956年創業、英国王室の愛玩犬として知られるコーギーがトレードマークのブランド。世界で初めてミニカーにプラスチックの窓をつけたことでも知られています。
DINKY TOYS(ディンキートイズ)
1934年創業、鉄道模型の付属品として製造したのが始まりのミニカーブランド。重さを感じるダイキャスト製や、ボンネットやドアに開閉ギミックを搭載したものを先駆けてリリースしていました。
SPOT ON(スポットオン)
1958年〜1967年の短期間にミニカーを販売していたメーカー。カラーバリエーションが豊富に存在しており、コレクション欲をかき立てるそう。
箱もコレクションの1つ
ミニカーのサイズに合わせたコンパクトな箱で販売されるパッケージングは現代にも引き継がれている伝統的な意匠。それもあってか、基本的には箱とセットでコレクションするのが流儀で価値も上がります。
またイギリス発祥のビンテージミニカーの場合、その時代を感じるデザインが施されているので、より箱が重宝します。
MINIミニカー仲間との交流
珍しいブリキ製のミニカーを手に入れたと訪れたミニカー仲間。実は同じものを持っていたのですが……。
よく見るとシャシーの内側の仕上げに違いが。こうした新たな情報も仲間がいるからこそ得られやすいとのこと。
そんなブリキのミニカーを譲ってもらった代わりに仲間の好きな戦隊モノのミニカーをプレゼント。ミニカー仲間と交流を深めることは、自分だけでは見つけきれないコレクションと出会えるきっかけにもなります。
MINIならなんでも! MINIグッズコレクション
1988年頃に展開されていたガムのケースをMINIがモチーフということで収集。当時お菓子として300円で売られていたものをケースだけで数千円で購入しました。
ファミリーレストランのレジ横で売られているものもMINIモチーフであれば守備範囲。後ろに引いて走り出すプルバックカーです。
ガレージにはこんなものまで! デパートの屋上などで見かける子ども用の乗り物も収集しています。もちろん稼働するので乗って遊ぶことだってできちゃいます。
これだけ集めてもまだ見ぬMINIのミニカーやグッズはたくさんあるそう。まだまだコレクター魂が消えることはなさそうです。好きなものを収集することはディスプレイをする楽しさだけでなく、そのジャンルへの知見を深められるのも大きな魅力といえます。
好きになったものはその瞬間だけでなく過去にも目を向けて興味を広げてみると、今以上の魅力に出会えるかもしれません!
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