手軽な手法でガンダムのプラモに汚し塗装を施す! 必要な道具やコツを解説します

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  • ウェザリング加工をする様子

    シャーペンを用いたウェザリング

模型に汚し表現やダメージ表現を加えてリアルな雰囲気に仕上げることができるウェザリング。本来は塗装を行った後に施すのですが、成形色の状態で色分けされているタイプのキットであれば、塗装を行わずにそのままウェザリングをするだけで風合いの良い姿に仕立てることができます。簡単かつお手軽なウェザリング法をお届けしていきましょう。

エントリーグレードのガンダムを素組みする

エントリーグレード 1/144 RX-78-02 ガンダムとは?

  • 説明書を見ながら製作

    説明書を見ながら製作

簡単なパーツ構成で組みやすく、しっかり色分け表現もされているガンプラ初心者向けのキット。パーツ同士を組み合わせた時に生まれる合わせ目も目立ちにくいので、説明書通りに組み立てただけで見映えのいい姿に完成するのも魅力です。

  • ガンダムの頭部

模型用のニッパーを使ってランナーからパーツを切りはずして組み立てるだけ! あっという間に複雑なディテールで構成された頭部が完成します。

  • ヤスリでならす

合わせ目は出ないですが、成形の都合でできてしまうパーティングラインと呼ばれる凸形状のラインが出てしまうので、ヤスリなどでならしてやります。

  • 組み立てた模型のパーツ

    組み立てた模型のパーツ

ウェザリング用の塗料を使ってスミ入れを行う

ウェザリングは模型製作における重要な工程の一つなので、専用の用品も多数存在します。ここではウェザリングマスターと呼ばれる専用塗料を使ってスミ入れを施していきます。

  • 左がウェザリングを施した模型

    左がウェザリングを施した模型

スミ入れは、凹んでいるディテールに影色を入れる作業。ディテールに立体感が生まれ、全体的に引き締まった印象に仕上がります。

  • プラモデルに塗料をつける

塗料がはみ出しても簡単に拭き取れるのでOK。

  • プラモデルに塗料をつける

ウェザリングマスターは流動性が高いので毛細管現象でディテールに塗料が流れ込んでくれます。

ドライブラシでこすれ表現を加える

  • 金属の摩擦表現を加える

ドライブラシは塗料を含ませた筆を極力拭い、穂先に残った顔料を出っ張った部分にこすりつけることでハイライトを入れたり、こすれ表現を加えたりする手法。今回はラッカー塗料のシルバーを使って金属の摩擦表現を加えます。

塗料を含ませたらティッシュに塗料がつかなくなるくらいしっかり塗料を拭います。

  • シルバーの輝きを加える

しっかり色が乗ってエッジにシルバーの輝きが加わりました。逆に筆に塗料を残しすぎると、筆の跡が残ってしまったり悪目立ちしてしまったりして、ナチュラルな表現になりづらくなってしまいます。

コツはホコリを払うように角に筆をこすりつけて、顔料の粒を乗せるイメージで。

  • アウトラインが協調されたプラモデル

ヒザ、ヒジ、スカートの端など、擦れそうなところには重点的にドライブラシを施します。派手ではないけど効果は絶大。アウトラインが浮き上がって立体感が強調されました。

  • プラモデルにシルバーを施す

本来ラッカー塗料を使ったドライブラシは、塗装されていると塗装面に影響を与えるため、行うことができません。今回は成形色なので、たとえ定着してしまっても削って一からやり直すこともできます。

足元は激しめに行うとよりリアルさがアップします。

スミ入れの拭き取りと、それを活用した汚し方

スミ入れはみ出した部分を拭き取ります。拭き取る方法はいろいろありますが、ティッシュでこよりを作って大きさを調整すれば様々な形状に対応しやすいです。

  • こよりで拭き取る

作ったこよりにウェザリングマスター用の溶剤を染み込ませ、スミ入れを残したいところ以外を拭き取ります。綿棒を使うと細かいところにまで行き届かない時があるのでティッシュのこよりがおすすめ。

  • スミ入れ塗料も活用

拭き取ってティッシュに染み込んだスミ入れ塗料も活用。大胆にスミ入れを行った理由はここにあります。拭ったときにできる汚れの線がリアルさを演出。筆では描くのが難しい表現です。

  • 点状の汚しを加える

    点状の汚しを加える

拭き取ってできる流れる汚れだけでなく、たたきつけることで点状の汚しを加えることもできます。肩アーマーの上面のような、滞留する汚れの表現にも叩きつける方法が有効です。

  • 精悍な顔立ちに

余分なスミ入れ塗料を拭ったことで精悍な顔立ちに。拭う作業によってパーツ表面にごく少量のスミ入れ塗料が残り、プラスチック特有のツヤも抑えられて風合いが良くなっています。

シャープペンで加えられるチッピング表現

シルバーのドライブラシを行った部分を中心に、シャープペンシルの芯をエッジにこすりつけます。シルバーに黒鉛の鈍い金属色が加わることで何層にもかけて剥がれ落ちた、表現豊かなチッピング表現を加えることができます。

  • シャープペンシルでウェザリング

  • 足の部分をシャープペンシルでウェザリング

このチッピング表現はドライブラシでも可能ですが、繊細な表現はシャープペンシルじゃないと難しいです。簡単にとれてしまいそうですが意外と定着力があるので、強くこすらない限りは問題ありません。

  • ウェザリングが完成したプラモデル、上半身

細かな調整を重ねて汚し仕上げが完成しました。組み立てただけの状態からは見違える姿となっています。汚し仕上げはその模型にリアルさを与え、その変化を間近に実感できるとても楽しい作業です。

  • ウェザリングが完成したプラモデル、全身

あらかじめ塗装をしたものに施すのは、せっかく苦労して塗装したものを台無しにしそうで躊躇してしまいがちですが、成形色ならリカバリーがいくらでも効くので気軽に楽しい作業だけを堪能することができるので、ぜひ試してみてください!

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