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再販モデルの「1/24 Honda プレリュード XX」(税込3850円)
日本国内最大級の模型の見本市である「静岡ホビーショー2025」が、2025年5月14日(水)~18日(日)の5日間、ツインメッセ静岡において開催されました。数多くのメーカーが新作を披露するなか、大手メーカーであるタミヤが注目の新作を投入してきました。
発売前の車種のプラモ
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実車先行で発売予定の新型プレリュード1/24スケール
ブースに展示されていたのは2025年7月に再販が決定した「1/24 Honda プレリュード XX」ですが、となりには新型プレリュードの1/24スケールがサプライズで登場していました。
実車の発売前にプラモデルが展示されるのは極めてまれで、来場者からも高い注目を集めていました。
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新型プレリュードの実車展示はブースの中でも大盛況だった
特に今回のホビーショーでは、ジャパンモビリティショーでも紹介されていた実車を展示していたこともあって、インパクトは抜群です。かつて“デートカー”として一世を風靡したプレリュードの新型は、流麗なスタイリングはそのままに無動力飛行機の「グライダー」をイメージしたデザインが特徴となっています。
ホンダの開発責任者が語る実車&プラモの特徴
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本田技研工業のプレリュード開発責任者 山上智行さん
今回の1/24スケール新型プレリュードは、本田技研工業のプレリュード開発責任者である山上智行さんも監修に携わっています。新型プレリュードは2023年からコンセプトモデルが登場し、ホンダファンの間からも発売への期待が高まっていました。
実車の新型プレリュードの足回りはハイパフォーマンスモデルであるシビック タイプRベースのものを採用することで、上質なスタイリングだけでなく、走りも両立させたものになっています。
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ラゲッジスペースの構造も忠実に再現
また、スペシャリティスポーツモデルでありながら、十分なラゲッジスペースを誇り、通常時はハードケースが2個、後席格納時はゴルフバッグが2個積めるスペースが確保されています。1/24スケールでも開閉を含めたラゲッジスペースの構造が再現され、1/24スケールのプラモデルでは初めての試みとのことです。
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シビック タイプRばりの足回りを1/24スケールで忠実に再現
SUVのミニ四駆
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ファンブルン(EZシャーシ)1320円(本体価格1200円)
実はミニ四駆のスタートはゆっくり走るSUVやトラック
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少ないパーツ数で組み立てやすいEZシャーシを採用
現在のミニ四駆は速さを競うスピードタイプが主流ですが、もともとはSUVやトラックタイプの4輪駆動モデルでした。今回展示されているミニ四駆は原点回帰をテーマに、スピードではなくパワフルな走りを楽しめるモデルとなっています。
新製品ファンブルンの特徴
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元祖ミニ四駆ともいえるファンブルンのスポーティーなデザイン
そんな原点に立ち返ったのが、新製品「ファンブルン」です。ファンブルンは多用途バギーをモチーフとし、スポーツUTV(ユーテリティ・タスク・ビークル)をイメージしたボディはスポーティーさあふれるデザインとなっています。
急な勾配もガンガン登れる!
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前後のタイヤを動かして走る4WDの駆動方式が楽しめる「ダブルシャフトモーター」を搭載
ファンブルンの特筆すべきポイントは「ダブルシャフトモーター」の搭載です。前後輪をそれぞれ別軸で駆動することで、強いトルクと安定した登坂性能を実現しています。
さらに、単三電池1本で駆動する省電力設計ながら、障害物をしっかり乗り越えるパワーを備えています。専用のサーキットがなくても、身の回りの段差や坂道を使って手軽に楽しめるのが魅力です。大人のホビーとしても、子どもと一緒に遊ぶツールとしてもぴったりな1台といえるでしょう。
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急勾配でも走破するパワフルな走り
最新ドイツ戦車を再現した新作RC「レオパルト2」
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1/16RC ドイツ連邦軍主力戦車 レオパルト2 A7V フルオペレーションセット (4chプロポ付) 15万1800円(税込み)
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2017年に採用されたドイツ連邦軍の主力戦車レオパルト2A7V
RC戦車の世界に新たに加わったのが、ドイツの最新主力戦車「レオパルト2」を再現したモデルです。1/16スケールの大型モデルで、重厚なフォルムとリアルなディテールが存在感を放ちます。
また旋回だけでなく、砲塔旋回や砲身上下も操作可能なフルオペレーションモデルなので、操作の臨場感をさらに高めているのが特徴です。
動きの特徴
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走行中は砲身の上下だけでなく、砲塔の左右の動きを自動補正して一定に保つ砲身制御システムを搭載
注目したいのはその動きです。実車と同様に、左右のキャタピラを個別に制御する機構を採用。走行中でも砲塔が相手を追尾し、上下左右にスムーズに動くギミックも搭載されています。
また、サスペンションも本格的な作りで、地形に応じて砲身の向きを自動補正する機構を備えています。坂を登っても、砲身が常に目標を狙い続ける様子はまさに本物さながら。音響にもこだわっており、エンジン音や主砲発射音をリアルに再現しています。
実際にドイツ軍に行き取材
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繊細なエッチングパーツや戦車の主砲をライト点灯するなどリアルに再現
開発にあたっては、ドイツ軍の協力のもと、実車の取材も実施しました。軍事機密に関わる部分を除き、写真撮影や構造確認を行い、細部まで再現するための情報を収集。最新鋭の戦車が持つ迫力と機能を、自宅で存分に楽しめるハイエンドRCモデルです。
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