満員の代々木体育館で行われたBリーグ、アルバルク東京vs千葉ジェッツの1戦。ハーフタイムのコートに現れたのは、シュートをすれば百発百中といわれるバスケットボールロボット「CUE」。トヨタの技術者たちが、2017年から開発を続けているAI搭載のロボットです。
今回披露されたのは、初代から数えて6代目。この日は19メートルの距離からの超ロングシュートに挑戦しました!
バスケロボ「CUE」が進化
正確無比なロングシュートを得意とする「CUE」。これまでCUEがシュートを決めた最長距離は14メートルです。1年間、改良を重ねてきた6代目CUEが今回挑むのは、今まで以上に遠い19メートルの超ロングシュート。
本番前のリハーサルではなかなか決まりませんでしたが、力加減を再度調整してなんとか1本を決めることができました。
トヨタ自動車 野見知弘さん:
「距離が長ければ長いほど、計算しなければならない条件が複雑になります。まだ完全には分かりませんが、空調など会場の環境によって『本番ではできない』となることもあると思います」
さらにトヨタ自動車の早田圭之介さんと後藤大河さんは「最後は運だと思う」「僕たちが『入らない』と思っていたら入らない」と意気込みを語ります。
超ロングシュートを決めろ! バスケロボCUE
迎えたハーフタイム、フリースローのチャンスは3回です。
1投目、2投目は惜しくもリングにボールが当たりネットは揺れず……。3投目も失敗に終わりました。とはいえ今回の失敗を糧に、CUEの進化はこれからも続きます。
トヨタ自動車 後藤さん:
「思いは十分だったと思うんですけど、技術的には足りませんでした」
早田さん:
「まだまだ、諦めません!」
※この記事の掲載内容は更新当時の情報です。
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