水素で動くショベルカー! トヨタ「MIRAI」の技術を応用 工事現場に水素タンクをつくり、その場で充填

クルマとミライ

  • FCショベルカー、別角度の画像

5月の「24時間スーパー耐久レース」のイベント会場で見つけたのは、重さ20トンの大きなショベルカー。建設機械メーカーのコマツが開発した水素で動く「FCショベル」です。トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」の技術を応用したといいます。

  • コマツ 宮坂修司さん

    コマツ 宮坂修司さん

FCショベルは、燃料となる水素と空気中の酸素を化学反応させてつくる電気の力で動きます。CO2をほとんど出さず、音も静かです。

コマツ 宮坂修司さん:
「普通のディーゼルエンジンのショベルカーと同じで、時速5.5キロで動きます」

工事現場に水素タンクをつくり、充填

  • トヨタ自動車 太田博文さん

    トヨタ自動車 太田博文さん

FCショベルの燃料がなくなりそうなときは、現場で充填できるように工夫。工事現場に小さな水素ステーションをつくり、ショベルカーに充填しようと考えています。

トヨタ自動車 太田博文さん:
「ショベルカーが無駄に往復することなく、その場で運用できるようにします」

  • 水素貯蔵モジュール(水素タンク)

    水素貯蔵モジュール(水素タンク)

トヨタは「24時間スーパー耐久レース」の会場まで水素を運ぶために、水素タンクを軽く、頑丈にする改良を重ねてきました。その知見を工事現場までの水素の運搬にも生かす計画です。

CO2の排出を約51トン→約1トンに削減できる!?

  • CO2の排出量を減らすことができる

    CO2の排出量を減らすことができる

まだ実証実験中ですが、水素の運搬や工事現場での供給、そしてFCショベルでの作業が実現すれば、ショベルカー1台あたり年間約51トン出ていたCO2を約1トンに減らせる可能性があるといいます。

  • (左から)トヨタ自動車 太田さん、コマツ 宮坂さん

    (左から)トヨタ自動車 太田さん、コマツ 宮坂さん

トヨタ自動車 太田さん:
「今回、小松さんと一緒にやっているのは建設機械です。(水素の)1台あたりの消費量が多いので、安定した水素の需要をつくって、より将来の水素社会に向かうことができると考えています」

カーボンニュートラルが進む、工事現場の未来が見えてきました。

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