巨大ダム「設楽ダム」建設現場に密着! 完成予定は2034年度 トンネル工事は1300回以上も爆破!?

愛知あたりまえワールド

  • 日本有数のビッグプロジェクト、設楽ダム建設の舞台裏を探る

    日本有数のビッグプロジェクト、設楽ダム建設の舞台裏を探る

名古屋駅から車で約2時間半の場所にある愛知県設楽町。山あいの奥深くで建設が進むのが「設楽ダム」です。完成予定は9年後となる2034年度で「今世紀、日本で建設される最後の大規模ダム」(※10月25日時点)ともいわれています。

巨大な重機が山肌を削り、ブルドーザーが崖下へと土砂を落とす。その圧巻の建設現場を、特別に見せてもらいました。

今世紀最後(予定)の巨大ダム「設楽ダム」

  • 建設途中でも圧倒的スケールだとわかる設楽ダム

    建設途中でも圧倒的スケールだとわかる設楽ダム

人影の少ない山道を進むと、突然、視界が開けて展望台が現れました。その先に広がっていたのは、巨大プロジェクト「設楽ダム」の建設現場です。

展望台からは工事の様子を誰でも見学できますが、今回は特別に立ち入り禁止エリアの内部へ潜入させてもらうことに。

  • 重機で土砂を落とす風景は圧巻のひとこと

    重機で土砂を落とす風景は圧巻のひとこと

重機が山肌を削り、ブルドーザーが崖下へと土砂を落とす圧巻の光景。高さ約129メートルのダムは、いままさに基礎部分の造成が進行中なのです。完成後はこの場所すべてが水の底に沈む予定で、将来、東三河地域の水源として重要な役割を担う計画となっています。

ダムをまたぐ! 高さ70メートルの巨大橋

  • 橋の真下まで水位が迫る!設楽ダムのスケールに驚愕

    橋の真下まで水位が迫る!設楽ダムのスケールに驚愕

驚いたのは、ダムだけではありません。その上空では、ダムと並行して高さ70メートルの巨大橋も建設中。なんと、名古屋城がすっぽり収まるほどの高さなんだそう!

  • まるでアトラクション!?工事現場のエレベーター体験はスリルあり

    まるでアトラクション!?工事現場のエレベーター体験はスリルあり

急峻な山々の間をモノレールで移動し、さらにエレベーターで橋の頂上へ。工事現場仕様の透明エレベーターから見下ろす景色はスリル満点です!

  • 少しずつコンクリートを流し、両端から徐々に橋をつなげていく

    少しずつコンクリートを流し、両端から徐々に橋をつなげていく

橋脚の間隔は約175メートル。両側からわずか2.5メートルずつコンクリートを流し込み、バランスを取りながら少しずつ橋を延ばしていき、最終的に中央で“ドッキング”させるという、緻密かつ壮大な作業が進行中です。

1300回以上の爆破で貫くトンネル工事!

  • 1回400本の爆薬を壁の中に設置していくトンネル工場

    1回400本の爆薬を壁の中に設置していくトンネル工場

さらに、ダム湖に沈む旧道に代わる全長1.8キロのトンネルも掘削中。この工事現場にも特別潜入すると、想像を超える“発破”の様子を目の当たりにしました! 発破とは、トンネルを掘り進めるために爆破することです。

一度の発破で掘り進める距離は最大1.5メートル。つまり、完成までに必要な爆破はなんと1300回以上! 1回の爆破に使われる爆薬は約400本というスケールです。

  • すさまじい轟音とともにトンネルが広がる

    すさまじい轟音とともにトンネルが広がる

威力をカメラに収めるため、100メートル地点と40メートル地点に特設カメラを設置。安全ボックスの中でその瞬間を目撃すると、地鳴りのような轟音とともに岩盤が砕け散りました。

  • 爆破直後の熱気に包まれた現場

    爆破直後の熱気に包まれた現場

爆発後のトンネル先端では、湯気と粉塵が立ちこめ、まさに“地の底の最前線”。専門家の安全確認を経て、爆破直後の熱気を間近で体感しました。

迫力満点の巨大ダム建設の舞台裏と、プロによる技術の粋を、目の当たりにすることができました。2034年度の完成が待ち遠しいですね!

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