「移住すれば家がもらえる」は本当だった!南知多町・篠島で始まる若者の挑戦に迫る

愛知あたりまえワールド

  • 篠島で飛び交っている噂は本当か?早速島へ取材に行ってみた

    篠島で飛び交っている噂は本当か?早速島へ取材に行ってみた

「移住すれば家がもらえる」——そんな気になる噂が飛び交うのが、南知多町・篠島です。島の人気店「篠島 DIEUX TERRACE(デューテラス)」で、新鮮な海の幸を味わいながら噂の真相を探ってみると、想像以上の驚きのエピソードに出会いました。

本当にもらえる!?「家がついてくる移住」の真相

  • ビールケース2つを送ったら家がもらえたという岩渕さん

    ビールケース2つを送ったら家がもらえたという岩渕さん

「移住すると家がもらえる」という噂は果たして本当なのでしょうか?話を聞くと、岩渕さんは実際に家をもらったという。その代償は、なんとビールケース2つ。しかも手に入れたのは、まさかの2階建て!

  • すでに民宿をもらうことを約束している岩波さん

    すでに民宿をもらうことを約束している岩波さん

さらに、1年前に移住してきた岩波さんは 「早ければ1年で民宿を譲る」と約束されているという、驚きの展開。篠島にはアパートがなく、移住者には島が家を斡旋してくれる文化があるそう。では、実際にもらえる家とはどんなものなのか?

三河湾を望む4LDK!ビールケース2つで得た“移住ハウス”

  • ビールケース2つでもらったとは思えない一軒家

    ビールケース2つでもらったとは思えない一軒家

路地を抜けた先に現れたのが、噂の岩渕家。立地は三河湾を一望できる高台で、2階建て・4LDK。中を見てみると洗濯機、掃除機など生活家電は、すべて“もらいもの”。持ち込んだのは、ゲーム機と炊飯器だけ。

  • ほぼ全てもらいもので生活することができている岩渕家

    ほぼ全てもらいもので生活することができている岩渕家

冷蔵庫も冷凍庫も譲り受けたもので、食事は職場のまかないが中心のため、中はほぼ空っぽ。1階にはベッドルーム、風呂とトイレは別々。入居初日から、何不自由なく暮らせたそう。気になる生活費は、ガス代が基本料金の約1,800円、水道代は3,000円弱。破格の一人暮らしです。

人生どん底からの転機 居酒屋の店長兼マネージャーへ!しかし…

  • 大学後半から新卒数年間を苦労したと語る岩渕さん

    大学後半から新卒数年間を苦労したと語る岩渕さん

現在33歳の岩渕さん。大学ではバイオケミカルを研究する理系男子でした。しかし在学中、就職に有利な資格取得の直前に入院。資格を逃し、思うようにいかない日々が続きます。さらに、大学4年生のときに祖父が他界。大好きだった祖父母も同じ時期に亡くなり、人生はどん底へ。

そんなとき、救いの手を差し伸べたのが、ある居酒屋チェーンのオーナーでした。「熱いものを感じた。うちで働かないか」ーーその言葉に応え、必死に働き、3店舗を任される店長兼マネージャーにまで昇進。人生が再び動き出すはずだったのですが、居酒屋は倒産してしまいます。

縁がつないだ移住。島民に認められた“本気の働きぶり”

  • 一生懸命な働きぶりを認めてもらえたことも、家をもらえた理由

    一生懸命な働きぶりを認めてもらえたことも、家をもらえた理由

職を失い、再び人生の岐路へ。そんな岩渕さんを篠島へ導いたのは、店の常連さんとの縁でした。「人生をリスタートしたい」そう決意し、思い切って移住。見知らぬ土地で懸命に働く姿が島民に認められ、空き家を譲るという、篠島に根付く文化の中で家を得たのです。

  • 今シーズンに水揚げしたカキは最高の出来だという

    今シーズンに水揚げしたカキは最高の出来だという

そして今、人生を懸けた新たな挑戦がカキ養殖。半年前、島の漁師さんにスカウトされ、スタート。現場を訪ねると、そこには驚くほど質の高いカキが育っていました。知識の吸収は得意でも、力仕事は修行中。岩渕さんが育てたカキは、食べ放題のお店で味わうことができます。

  • 篠島を盛り上げることに貢献したいと岩渕さんは意気込む

    篠島を盛り上げることに貢献したいと岩渕さんは意気込む

現在の職業は、カフェのホール兼カキ養殖の漁師で、月収は約30万円。出費がほとんどないため、貯金は順調に増えているそう。

移住して2年。新たな仕事と居場所を得た岩渕さんの夢は、篠島名産のシラスに負けないほど、 「篠島のカキもすごい」と伝えること。移住者だからこそできる形で、この島をもっと盛り上げていきたいと語ってくれました。

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