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甘辛い豆味噌で味わう、半田グルメの新定番・味噌すき焼き
「すき焼きといえば、しょうゆ味が当たり前」。そう思っていた常識を覆す街が、愛知県半田市です。ここではしょうゆではなく「味噌」で楽しむ「味噌すき焼き」が密かな名物なのだとか。その秘密と魅力を探るべく半田市へ向かいました。
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半田で生まれた新名物「味噌すき焼き」の誕生秘話
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一度味わったら、味噌から抜けられなくなるファンも多いらしい
一般的なすき焼きといえば、しょうゆベースの割り下で甘辛く煮て、卵にくぐらせて食べるもの。しかし半田市では、濃厚な味噌の上に霜降り肉を豪快にのせ、グツグツ煮込む「味噌すき焼き」が人気といいます。
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豆味噌とお肉の意外なベストマッチから考案
開発したのは、創業101年の老舗「日本料理・古扇楼(こせんろう)」の3代目、城平直人(じょうへい・なおと)さん。肉の脂と豆味噌のコクが絶妙に合い、卵につけると「割り下よりおいしい」と感じたことから生まれたメニューだそう。
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半田市観光協会のメンバーも味噌すき焼きを激推し
半田市観光協会のスタッフからは「一度食べれば、なぜ知らなかったのかと思うほどおいしい」と絶賛の声が! 一方で「やっぱり醬油ベースの方がおいしいのでは…?」という疑念も払拭できません。そこで半田市内にある「オグリ牧場」を訪ねました。
和牛の達人も味噌メーカーも太鼓判!味噌と牛肉の黄金コンビ
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確かに味噌カツでも、お肉の脂と味噌の組み合わせは絶品
「オグリ牧場」は、80年以上黒毛和牛を育て続ける老舗。特に脂の甘さは全国トップクラスで、愛知県知事賞を8年連続で受賞する名門牧場です。牛のエサには豆味噌やたまり粕など、環境に優しい未利用資源を活用しています。
和牛の達人・小栗道政(おぐり・みちまさ)さんは「味噌カツと同じように、味噌は肉の脂と相性が抜群。知多和牛と一緒に味噌すき焼きを味わってほしい」と太鼓判を押します。
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「すき焼きこそ味噌」と豪語するスタッフも!
続いて、味噌すき焼きに使う豆味噌の老舗「中利」へ。明治29年創業の歴史を持つ味噌メーカーで、噌煮のすき焼きは子どもにも好評でおすすめと教えてくれました。
工場で大量の味噌を運ぶスタッフに聞いてみても、「すき焼きは味噌で食べる派」とのこと。味噌に含まれる酵素が肉を柔らかくし、よりおいしく仕上がるそうです。
市民の認知度はゼロ!? 味噌すき焼きの課題が明らかに
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なんと味噌すき焼きは市民の間で全く知られていなかった
「味噌すき焼き」は半田の当たり前なのか――。半田市民に直接聞いてみると、なんと市民の認知度はゼロパーセントと驚きの結果が!
それもそのはず、「味噌すき焼き」を食べられる店が少ないうえに、積極的な発信ができていないとか。開発当初に新聞・テレビで大きく取り上げられたため、関係者の間で「もう十分浸透した」と勘違い……。その後の広報が止まってしまったことが原因でした。
真においしいのはどっち?醬油 vs 味噌のすき焼きガチ対決
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果たしてどちらがおいしいのか?食べ比べバトルを開催
そこで「味噌すき焼き」のおいしさを証明するべく、しょうゆベースの王道すき焼きVS半田発の味噌すき焼きの食べ比べバトルを開催! 味噌すき焼きを食べたことがない7名が審査を行います。
「味噌すき焼き」を推すメンバー3人がモニタリングする中、忖度なしのガチ判定がスタートしました。
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「味噌すき焼き」を推すメンバーは増えるのか
まずは王道のしょうゆすき焼き。「柔らかくておいしい」と好評です。続いて、味噌すき焼きを味わう審査員一同。豆味噌の甘みと肉のうまみが重なり、「予想以上においしい!」とこちらも絶賛していました。
賛否両論の声が飛び交う中、最終ジャッジは、僅差で味噌すき焼きの勝利! 半田発のニューグルメが、見事に支持される結果となりました。
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