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田原の“すっぱキャビア”
渥美半島にある田原市は、海の幸にも山の幸にも恵まれた愛知県きっての食の宝庫。そんな田原市に、超高級な“すっぱキャビア”があるとのウワサがあります。そこで今回、取材班が田原市へ急行。現地にてウワサの真相を探りました。
“すっぱキャビア”は“森のキャビア”
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あかばねロコステーション
ウワサの“すっぱキャビア”を求めてやってきたのは、田原市にある道の駅「あかばねロコステーション」。お店のスタッフに話を聞いてみると「海のキャビアは扱っていないが、『森のキャビア』なら扱っている」と有力な情報をゲットします。
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“すっぱキャビア”は“森のキャビア”「フィンガーライム」
その言葉を頼りに野菜コーナーを探してみると、「フィンガーライム」という聞き慣れない果物を発見。実はこれこそがウワサの“すっぱキャビア”。田原市で近年栽培されるようになった、新しいフルーツです。
キャビアのような小さな粒がいっぱい
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フィンガーライムはビニールハウス内で栽培
「フィンガーライム」の栽培に取り組んでいるのは、田原市にある「Finger Lime Base」。取材に訪れた際にはちょうど収穫のシーズンを迎えており、ビニールハウスの中にはフィンガーライムがたわわに実っていました。
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宝石のような果実がいっぱい
オーストラリア原産のフィンガーライムは、その名の通り指のような形をしたかんきつ類の一種。中を割るとキャビアのような小さな粒がたくさん入っていることから “森のキャビア”とも呼ばれています。
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唐揚げと相性抜群
フィンガーライムはキャビアを思わせる硬めのプチッとした食感と、レモンやグレープフルーツを思わせる酸味が特徴。トッピングとして使うと見た目のおしゃれさと酸味の効いた味わいで料理をおいしく引き立ててくれます。
“キャビア”の名にふさわしい超高級フルーツ!
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キャビアの名にふさわしいお値段
フィンガーライムが“森のキャビア”と呼ばれるもう一つの理由が、そのお値段。現在は主に老舗ホテルや結婚式場などで提供されており、100gあたりおよそ3000円とキャビアの名にふさわしい価格で取引されているそうです。
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森のキャビアのパンナコッタ
そんなフィンガーライムを気軽な形で楽しめるのが、地元のイベントなどに出店するキッチンカー「パティスリーフェッテ」。キッチンカーではフィンガーライムを使ったクラフトコーラやパンナコッタを販売し、新しいフルーツのおいしさを知ってもらおうと奮闘しています。
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大阪・関西万博のイベントで世界2位を獲得
実はこれらの商品は、2025年に開催された大阪・関西万博のイベント「にっぽんの宝物 世界大会2025」で第2位に相当する準グランプリを獲得。次世代のフルーツとして注目を集めています。
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きっかけはコロナ禍
「Finger Lime Base」を営む鈴木さん夫妻は、もともと田原の名産である電照菊の栽培を行っていた農家。しかし、コロナ禍で葬式が縮小してしまい、菊のハウスを使って違うものを栽培したいと探していたところ、田原の温暖の気候にぴったりなフィンガーライムと出会ったそうです。
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鯛の手まり寿司にもフィンガーライムをトッピング
「ゆくゆくは田原市の新しい特産品にしたい」と話す鈴木さん夫妻は、普段の食卓でもフィンガーライムを活用。鯛の手まり寿司にフィンガーライムを載せるなど、新たな用途の開発にも余念がありません。田原の新名物としてフィンガーライムが知られるようになる日も近いかもしれません。
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