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地元でも意外と知られていない三河弁「ホセ」「グロ」
以前、名古屋弁「ケッタ」を今でも当たり前のように使う名古屋市民を調査しましたが、今回は舞台を三河地方へ移し、地域の日常会話に根づく方言「三河弁」を大調査。
三河弁といえば、語尾につく「じゃん」「だら」「りん」が有名ですが、今回はそこに「ホセ」と「グロ」を加えた5つの言葉に注目。この5つをすべて引き出すまで終われない、チャレンジ企画に挑戦しました。その名も「あたりまえ三河弁引き出し旅」です。
三河文化が色濃く残る岡崎城からスタート
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岡崎のど真ん中で、三河弁を引き出せるか挑戦
旅のスタート地点は、三河文化が今も息づく岡崎城です。日常会話の中から、自然に三河弁を引き出すことが今回のルール。「じゃん」「だら」「りん」「ホセ」「グロ」を求めて、さっそく調査を開始しました。しかし最初は思うように言葉は出てこず、苦戦が続きます。
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東京の言葉のルーツにもなったと伝わる三河弁
地元の方に三河弁について尋ねてみると、意外な事実が明らかになりました。実は、東京で使われている言葉は三河弁に近いという説があるのだそう。
1590年、徳川家康が江戸へ移った際、三河にいた多くの家臣も共に江戸へ移住しました。その結果、三河弁が江戸の町に広まり、現在の東京弁の原型になったとも言われているのです。
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お店の名前からして、店主がバリバリ三河弁を話しそうだが...?
続いて向かったのは、かつて城下町として栄えた「康生通り(こうせいどおり)」です。ここまでで、すでに開始から2時間半が経過。5つの三河弁を引き出すまで、帰ることはできません。そんな中で「じゃんだらりん」というお店を発見しました。
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無意識で出るのが三河弁、「りん」はその代表格
お店の名前から三河弁を話す店主への期待が高まります。自然な会話を重ねる中で、見事「りん」を引き出すことに成功。残るは4つです。隣にいた若い女性が「ホセ」「グロ」を知っていることも分かり、なんだか希望が見えてきました。
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地元に根付くお店でなら、三河弁を引き出せるかも!
次に訪れたのは、創業91年を誇る老舗和菓子店「和泉屋(いずみや)」です。みたらし団子や、ふっくらと仕上げたイチゴ大福など、地元で長年親しまれている名店です。ここでおでんを注文し、狙うは串を意味する難関ワード「ホセ」。
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最初は串と返ってきたが、粘り強く投げかけて「ホセ」を引き出す
しかしお店の方から返ってきた言葉は、まさかの「串」。一瞬、失敗かと思われましたが、会話を続けるうちに、ついに「ホセ」が登場。これで難関「ホセ」を突破し、残す三河弁は「じゃん」「だら」「グロ」の3つとなりました。
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普通に話しているだけで「じゃん」「だら」は楽勝クリア
最後に向かったのは、岡崎市郊外の山間部・樫山町(かしやまちょう)です。古い遺跡も発掘されている歴史ある地域で、三河弁を話しそうなベテランの岡崎市民を探します。地元で最も古いと紹介された飲食店「かしやまバーベキュー」では、出会ってわずか1分足らずで「じゃん」「だら」を連発。一気に2つの言葉を引き出すことに成功しました。
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ふとした瞬間に難関ワード「グロ」も出てきた...!!
お店を切り盛りするのは、生まれも育ちも岡崎という女将・本多さん率いる仲良し三人組。休憩時間を覗かせてもらうと、三河弁が次々と飛び出します。そして、最後まで残っていた「隅っこ」を意味する三河弁「グロ」も、ついに登場します。
こうして、5つすべての三河弁を引き出すことに成功!「あたりまえ三河弁引き出し旅」は、見事クリアできました。
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