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テレビ愛知 長江麻美アナウンサー
こんにちは、アナウンサーの長江麻美です。9月は敬老の日がありましたが、みなさんのおじいちゃんおばあちゃんはどんな方ですか? 私の祖父母はみんな個性豊か! 特に母方の祖母は超アクティブ。ヨガにパソコンに絵手紙に……。数えきれないくらいの習い事もしていましたし、60代だったか70代の頃には、ひょいひょいっとドイツに旅行に行っていたこともありました。
80代になった今でも全力で楽しむ性格は変わらず、数か月前に行われた孫(私にとってはいとこ)の結婚式では誰よりも真剣にマツケンサンバを踊っていました。最高の祖母です。今回は、そんな祖父母に思いを馳せずにはいられない、おすすめの本を2冊ご紹介します。
◆ながエフエム~声の本屋~
テレビ愛知のアナウンサー長江麻美が夜寝る前の20分の読書をオススメするポッドキャスト。隔週で読書インフルエンサーのふうねさんに出演いただき、本を紹介しています。
祖母姫、ロンドンへ行く!(椹野道流/小学館)
あらすじ
「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」という祖母の一言で、5泊7日の豪華イギリス旅へ。祖母と初めての2人旅で秘書係?を務めた著者は、自己肯定感が高い祖母を満足させるために大奮闘。ときに五つ星ホテルのスタッフに支えられ、祖母姫の行動や名言にハッとさせられ……。心磨かれる極上エッセイ!
本作の著者、椹野道流さんからメッセージ
「ながエフエム~声の本屋~」リスナーの皆様、はじめまして。椹野道流(ふしのみちる)と申します。このたびは「祖母姫、ロンドンへ行く!」を皆様にご紹介いただけるとのこと、たいへん嬉しく、光栄に思っております。祖母姫というのは、私の母方の祖母のことで、98歳で大往生を致しました。志も気位も高い、今はもうほとんど見かけなくなった、武家の奥様然とした人でした。
そんな祖母が80歳を過ぎた頃、「お姫様のようなイギリス旅がしたいわ」と言い出したのをきっかけに、イギリス留学経験のある孫娘の私が、ひとりでアテンドを引き受け……そこから始まった珍道中の物語です。旅から帰ったときには、「ああ大変だった。本当に苦労した」という思いしかありませんでした。ですが何十年も経ち、ふとあの旅のことを思い出すと、不思議なことに、大変だったことと同じくらい、楽しかったこと、面白かったこと、学びになったこと……。とにかく、今の私の肥やしとなってくれた記憶が心から溢れ出してきました。
当時の祖母と今の母が同じ年齢となり、施設で暮らす母に接するとき、祖母とのやりとりが実感を帯びて胸に突き刺さることがあります。今ならばわかる、祖母の心身についての色々なこと。当時の私は本当に幼く、あまりに未熟でした。思い出すとほろ苦く、でもあの旅の思い出の祖母は、私の中ではいつも、誇り高く堂々と、輝いています。そんな私たちの、短いけれどギュッと思い出が詰まったロンドン旅行記、お楽しみいただけたら幸いです。
\長江麻美のひとこと感想/
心の中が磨かれ、読み進めるほどにキラキラと輝いていきました。自分自身の祖父母にも、今私ができる精一杯のことをしたいと改めて思わせてくれる1冊でした!
西の魔女が死んだ(梨木香歩/新潮文庫)
あらすじ
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過ごした。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。《公式サイトより》
\長江麻美のひとこと感想/
自然の風や香りまで感じられるようなとても美しい一冊。西の魔女の言葉に、なんだかとても救われました。
監修者:ふうねさん

年間200冊以上の本を読む20代の小説好き。
インスタグラムのフォロワーは1万人を越える。
ながエフエムには隔週で出演し、本の解説を担当している。
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