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戦車模型
世界中のプラモデルファンを魅了し、シーンを牽引し続けている日本の模型メーカー。今回は、模型大国として知られる静岡県ではなく、その隣、愛知県は豊橋市に本社を構える模型メーカー「ファインモールド」についてピックアップしていきましょう。
目次
●模型メーカー「ファインモールド」とは?
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ファインモールド社長・鈴木邦宏さん
1987年に愛知県豊橋市で創業した模型メーカー・ファインモールドの始まりは、わずか6畳のコタツ部屋からでした。
小さい頃から大のプラモデルマニアだったという社長の鈴木邦宏さんは、本来は家業を継ぐところ「模型の仕事に携わりたい」と思い、モデラー仲間の紹介で模型金型メーカーへ。
そこで培った技術をもとに設備投資を行い、自前の工場を持つ会社にまで発展させました。現在も“日本一小さい模型メーカー”と自負する規模ではあるものの、鈴木社長のこだわりの詰まったキットは模型ファンから高い支持を得ており、日本を代表する模型メーカーの一つとしての地位を確立しています。
●資料をもとにした精密模型づくり
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戦車のキャタピラ
ファインモールドがリリースする模型のほとんどが鈴木社長がほしいと思ったものばかり。それは、もともとモデラーという自身の感性で良いと思ったものは、お客さんにも伝わりやすいだろうという持論に基づいています。
そして、ほしいと思って作られているものだからこそ、こだわり抜かれた完成度のキットに仕上がっているのも、ファインモールド製キットの大きな特徴。ディテール再現のためにあらゆる資料を徹底的に集め、社長自ら金型に手を加えることもあります。
●ファインモールドのヒット商品「紅の豚」シリーズ
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スタジオジブリのアニメ映画『紅の豚』に登場する「サボイアS.21 試作戦闘飛行艇」1/72
スケール模型だけでなく、キャラクターキットも手がけています。中でも宮崎駿監督に直談判して1999年にリリースした、ジブリ作品『紅の豚』に登場する飛行機のキットは人気を博し、メーカーとしての知名度を上げることにもつながりました。
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宮崎駿監督にも満足してもらえる精密なキットに仕上げた
キャラクターキットとなるとアニメ映像に基づいて多少デフォルメされるところ、ファインモールドらしい精密なキットへと落とし込みました。戦車や飛行機などにも造詣の深い宮崎駿監督にも満足してもらえるようなキットになっています。
●バラエティに富んだ、ファインモールドが手がける模型たち
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「愛知県庁 本庁舎」1/500
タイガーIや零戦といった定番モチーフでなく、戦車模型であれば第二次世界大戦の日本軍の車両、飛行機模型も定番のBf109であっても日本陸軍仕様のものになっているのがファインモールド流。精密なディテール再現を活かして艦船模型や飛行機模型の武装のみを再現したシリーズは、ディテールアップパーツとして非常に人気です。
ついには、兵器モチーフだけでなく、「オトナの社会科見学」と題して、愛知県庁 本庁舎といった建物や、金型マシン、金属などの切削を行うフライス盤をプラモデル化しています。
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「立形マシニングセンタ MAKINO V33i 工作機械」1/20
「プラモデルは完成していないものだから、自分の世界が作れる」と、プラモデルのおもしろさを語る鈴木社長。そのためのお膳立てがファインモールドのキットにはたくさん込められています。ファインモールド製キットを作り、その手で体感してみてください。
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