初めてのプラモデル塗装は筆塗りから! 塗料や道具、塗り方のコツを紹介

極上ライフ おとなの秘密基地

  • テーブルに筆塗り塗装に使う道具が並ぶ

    初心者も手軽に挑戦できる筆塗り塗装。

プラモデル製作の醍醐味である塗装。組み立てとともに、プラモデルが作り出す綿密なディテール感を楽しむのもいいですが、そこに色を加えることで、よりモチーフに近い雰囲気に仕上げられます。今回は、もっとも手軽に挑戦しやすい筆塗り塗装をピックアップしていきましょう。

目次

●ブルーインパルスは塗装仕上げに挑戦しやすい

  • ブルーインパルスの模型

    ハセガワ製1/72スケール T-4

今回塗装するハセガワ製1/72スケールのT-4は、飛行機模型の中でも比較的安価でパーツ数も少ないため塗装しやすく、ディテールもしっかりあしらわれているので、初めての塗装仕上げでも見映えよく決まりやすいです。

●筆塗り初心者に必要なツールとは?

タミヤ モデリングブラシ ベーシックセット

  • 筆が3本入った商品の画像

    タミヤ モデリングブラシ ベーシックセット

広い面を塗装しやすい平筆2本と、細かい部分の塗装に長けた面相筆1本がセットになった商品。ひとまずこれさえあれば、さまざまな塗装に対応可能です。

タムタム 俺の! 塗装棒(中)

  • 筆塗り塗装に使う塗装棒

    タムタム 俺の! 塗装棒(中)

細かいパーツを指先で摘んで塗装してしまうと、指を塗料で汚したり、塗装できない場所が出てきたり、塗装面を触ってしまったりと、さまざまなトラブルが起こりやすいです。しかしこれでパーツを挟んで固定しておけば、余計なトラブルもなく、まんべんなく塗装できます。

タムタム 俺の! 塗装ベース

  • 塗装棒を刺しておける土台

    タムタム 俺の! 塗装ベース

塗装棒とともに活躍する塗装ベースは、 塗装棒を刺しておける土台のこと。塗料が乾くまでパーツを安全に固定しておくことができます。

GSIクレオス Mr.塗料皿

  • 塗料皿を手に持って紹介

    GSIクレオス Mr.塗料皿

塗料を適量出して希釈したり、調色したり、溶剤を溜めて筆を洗ったり、塗料皿は何かと重宝するので用意しておきましょう。

ミネシマ TM-2 スポイト 5pc

  • スポイトを紹介する様子

    ミネシマ TM-2 スポイト 5pc

塗料用の溶剤を扱う際にスポイトがあると、希釈の調整がしやすかったり、不用意に溶剤をこぼしたりなどのトラブルに見舞われることが少なくなるので、用意しておくといいでしょう。

●初心者でも扱いやすい、筆塗りに適した塗料

模型用塗料は大きく分けて3つ。

  • ラッカー塗料(合成樹脂塗料)
  • 水溶性樹脂塗料(水性ホビーカラー)
  • エナメル塗料石油系の有機溶剤)

そのうち、メインの塗装で使用するのは、合成樹脂塗料と水溶性樹脂塗料の2つ。合成樹脂塗料のほうが塗料として性能が高く色数も多いのですが、水溶性樹脂塗料のほうが安全性が高くて扱いやすいので、最初の塗料としておすすめです。

水性ホビーカラー

  • 3つの水溶性樹脂塗料が並ぶ様子

    水性ホビーカラー

水溶性樹脂塗料の代表格。以前はラッカー塗料のMr.カラーと比べて見劣りする部分が多かったのですが、2019年の大幅リニューアルを経て、ラッカー塗料と遜色のない使い心地へと進化しています。

水性ホビーカラー うすめ液(中)

  • 3つの水溶性樹脂塗料とうすめ液がテーブルに並ぶ

    水性ホビーカラー うすめ液(中)

水性ホビーカラーはあくまで水に溶ける樹脂が使われているだけなので、乾く前であればある程度水にも反応してくれますが、塗料の希釈やツールの洗浄には専用のうすめ液が必ず必要です。

●水性ホビーカラーで筆塗り塗装をしてみよう

  • 水性ホビーカラー

    ビンから出した塗料のまま塗ることができる。

水性ホビーカラーはあらかじめ適切な希釈がされており、筆塗りであればビンから出した塗料のまま塗ることができます。

  • 男女がプラモデルに筆塗りをする様子

    開封するときはビンを水平に。塗料があふれることがあります。

  • ビンの中に入った塗料を混ぜる様子

    顔料が沈殿していることがあるため、しっかり撹拌する。

顔料が沈殿していることがあるので、よく撹拌します。今回扱っているメタリックカラーは粒子が底に溜まりやすいため、特にしっかり混ぜましょう。

  • 手で筆を持つ

    筆の持ち方は鉛筆などと同じ形でOK!

  • ビンのふちで塗料を拭う

    筆で塗料をすくったら、余分な塗料をビンのふちで拭って塗布します。

  • プラモデルのパーツに塗装する様子

    筆の運び方は一方向に。下地が見えていても一気に塗り重ねようとせず、一度塗った塗料を乾かしてから再度塗り重ねる方法で仕上げていきましょう。

  • 筆を掃除する

    塗装を終えたら筆を掃除します。まず、ティッシュなどで表面の塗料を拭います。力を入れすぎず、穂の根元から先へと1方向に拭いましょう。

  • うすめ液を新しくして濁らなくなるまで溶かし出す

    うすめ液を新しくして濁らなくなるまで溶かし出す。

塗料皿にうすめ液を出して筆を浸し、染み込んでいる塗料を溶かし出します。都度うすめ液を新しくし、濁らなくなるまで繰り返し行いましょう。

ラッカー塗料よりは安全性が高く、臭いもマイルドですが、換気はしっかり行いましょう。

  • 小さなパーツに塗装する様子

    小さいパーツの塗装から挑戦!

スプレーやエアブラシによる塗装と比べて、規模が小さく、用意する手間も最小限に抑えられて手軽に挑戦しやすい筆塗り塗装。広い面の筆塗りには少し経験値が必要になってくるので、まずは小さいパーツの塗装から、挑戦してみてください。

⚫︎撮影協力
ホビーショップ タムタム 岐阜店
住所:岐阜県羽島郡岐南町三宅8-7-1
番号:058-240-1212
HP:https://www.hs-tamtam.jp/shop/gifu.html

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