【ZZガンダム】プラ板で全体をボリュームアップ!フルスクラッチの「メガライダー」の展示も<半田モデラーミーティング>
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ZZガンダムプラモ
愛知県で行われた模型愛好家によるオフ会「半田モデラーミーティング」。今回は会場内で異彩を放っていたプラモデル「ZZガンダム」の製作者にフォーカス! モデラーのタカハシヒロキさんに、独自解釈を加えた作品の見どころや製作秘話、塗装の工夫などを聞きました。
ほぼプラ板で成形した「ZZガンダム」
――タカハシさんが今回手掛けた作品についてお聞かせください。
タカハシヒロキさん:
「作品は『ZZガンダム』(『機動戦士ガンダムZZ』に登場する主役機)です。漫画家の近藤和久さんのデザインを基に、部分的に小林誠さんのラインなども取り入れました。アニメの設定とは異なる解釈で、昭和の人間には馴染み深い、少し太ったどっしりとしたシルエットに仕上げています」
――かなりボリューム感のある造形ですが、ベースは何を使っているのでしょうか? 制作プロセスについても教えてください。
「ベースは初期の頃に出たマスターグレード(MG)のZZガンダムです。制作にあたっては、まず自分で絵を描いてイメージを固めました。それをもとにキットのパーツを切断して、腕以外はすべてプラ板を使ってボリュームアップ。最終的には自分好みのプロポーションに仕上げました」
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ボリュームアップを施したことで、どっしりと構えた足もとになっている
――ボリュームアップはどのように行いますか?
「ほとんど“勘”ですね。ノギスを当ててミリ単位で測りながらプラ材を挟み、バランスを調整しました。パテは全体の10%も使っていないんです。ほぼプラ板で成形していますね」
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控えめにした汚し塗装
――塗装、特にウェザリング(汚し塗装)についてはどのように工夫しましたか?
「今回は汚しを控えめにしています。ガンダムタイプは白い面積が多く、極端に暗くすると色のバランスが取りにくくなるんですよ。連邦カラーの発色の良さを意識し、トーンをあまり暗くしたくなかったので、1/100スケールとしての最低限の汚しを入れる程度にとどめました」
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フルスクラッチで手掛けた「メガライダー」
――そして、隣に展示されているのが巨大な「メガライダー」ですね!これはキットが存在しないものですよね?
「そうです。1/100サイズのメガライダーはキット化されていないので、プラ板の箱組みによるフルスクラッチ(完全自作)です。実はフルスクラッチは今回が初めてでした。
以前、製造業で鉄板を切って部品を作る仕事をしていた経験があって、そのノウハウを生かしています。材料が金属からプラ板に変わっただけなので。ペンチで曲げたりしながらなるべく多面体になるように意識して取り組みました。中身は空洞なので、大きさの割にはかなり軽いですね」
――初めてのフルスクラッチとは思えない完成度です。フルスクラッチをすると、模型作りにおける知見や興味の幅が広がりそうですね。
「これまで以上に、プラ板でプラモデルを作ることが楽しくなりましたね。今は暇さえあれば触っている状態で、もう睡眠や食事と同じレベルで、生きていくのに必要なことになっていますね(笑)」
次回の半田モデラーミーティングではどんな作品が見られるのか、楽しみですね!
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