今回は、本格的な操縦を楽しめる1/10スケールのラジコン3種類をRCモデルを製造する、株式会社ヨコモの五月女さんが徹底解説。五月女さんのレクチャーのもと、レース用ラジコンの醍醐味を堪能します。
▼ドリフト用ラジコンの解説はこちら!
初心者も楽しめるドリフト用ラジコンカー 特徴や選び方、操作方法をメーカーの開発担当者が伝授
3種の本格的なラジコンカーを紹介
今回、YOKOMOの五月女さんが用意してくれたのは3種類。ラジコンにはさまざまな種類がありますが、主流となっている1/10スケール(全⾧約45センチ)のタイプです。
最初の1台は「レクサスRC-F GT3 RS1.0 レディトゥラン セット(完成品)」希望小売価格4万3780円(税込み)です。
このモデルはサーキット走行を念頭に置いていて、タイムを競うことに向いています。最高速は約80キロを誇る、かなりのハイスペックモデルになっています。
2台目は「ドリフトパッケージ2WD GR86ボディ(ガンメタ) RTR フルセット」希望小売価格4万8180円(税込み)です。ドリフト専用モデルで通常のラジコンとの変更点があり、タイヤがゴム製からプラスチック製のほか、切れ角を大きくすることでドリフト走行がしやすくなっています。
また、実車と同じFR(後輪駆動)なので、車好きな人にも支持されているモデルです。
3台目のモデルは「ルーキーオフロード RO1.0 RTR」希望小売価格4万3780円(税込み)です。レーシングバギーをベースにしたオフロードラジコンで、不整地での走行を得意としています。
最高速度は60キロを超え、ジャンプ台を使ったアクロバティックな走行も可能です。ストロークの長いサスペンションと、路面を問わずグリップを確保できるスクエアピンタイヤを装着することで、場所を問わず楽しめるモデルといえます。
ちなみに、今回紹介した3つのモデルはすべて組み立て済みで、届いた直後から楽しめる仕様になっています。
実際にラジコンサーキットで走行!
今回のサーキット走行は、中部地区で最大規模を誇る「Tam Tam 名古屋店」で行いました。
五月女さんいわく「今回のコースではロードタイプのレクサスRC-F GT3 RS1.0 が最適」とのことで、さっそくサーキットに入場。倉庫1棟がまるまるサーキットとして用意されているので、広々とした空間で本格的なレースを楽しめます。
サーキットでのラジコン操縦は、2メートルから3メートルの高さの操作台から行います。そうすることで、サーキット全体の状況を見渡せるんです。
走行前に五月女さんからは、ラジコンのコントローラーはスイッチ式ではなくボリューム式なので、絶妙なトリガー操作が大事だということをレクチャーしてくれました!
ハンドル操作の調整で上手にコーナリング
そして、いよいよ実走に挑戦しますが、スタート直後からコースのブロックに激突……。あまりのスピードとピーキーな操作感に、まともな走行すらままなりません。
サーキットでの先生のラジコンさばきに驚愕!
1周走行して難易度の高さを実感しましたが、まずはゆっくりでもいいからハンドルとアクセル操作のコツを体に覚え込ませます。
また、ラジコンは進行方向と体の向きが一致しないことが多いので、ステアリング操作に苦戦。その後、3周走ってようやくコツをつかみ、“徐行運転”で衝突が少なくなりました。
最後に本コースで、五月女さんのドリフトドライバーの腕前を見せてくれることになりました。
コーナーの進入角度から挙動、コース取りまで、まるで実車のレースを見ているかのよう! 華麗なドリフトさばきを披露します。
商品開発部のプロが超絶技巧を披露
最後に五月女さんが同じ車を使用して、サーキットを走行。いきなり、ハイスピードで走行する五月女さんですが、コースアウトすることもなく、正確なラインでコースを駆け抜けていきました。
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