4月26日(土)、27日(日)の2日間、福島県いわき市にあるビストロ アンティカで開催された模型展示会「春のタン祭り 2」。前回に引き続き、今回は会場に展示されていた模型作品について詳しく紹介していきます。
◆「春のタン祭り 2」とは?
ホビー情報サイト「nippper」の副編集長を務め、ホビー雑誌各社で編集者として活躍しているフリーエディターの丹 文聡(たん・ふみとし)さんが、地元福島県植田町で主催した模型展示イベント。お酒を嗜みながらプロを含むトップモデラーの作品が見られるということで好評を博し、昨年に引き続き開催されました。
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「ARTPLA SCULPTURE WORKS 鉄巨神vs邪神兵 」製作/NAOKI
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HG 1/144 FULL ARMOR GUNDAM 製作/NAOKI
メカデザイナーやオリジナルプラモデルのプロデュースなど多岐にわたって活躍し続けているプロモデラー・NAOKIさんの展示作品。今回は雑誌に掲載した作例の中から、筆塗りで仕上げた鉄巨神vs邪神兵と、エアブラシで仕上げたFULL ARMOR GUNDAMを展示し、その仕上がりの違いと魅力を比較・アピールしていました。
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1/24 FIAT 500F 製作/イフェ
さらにプロモデラー・清水圭さんによる塗装実演も催され、プロモデラーでありマックスファクトリーの社長であるMAX渡辺さんも来場していました。
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VF-1S アーマードバルキリー ロイ・フォッカースペシャル 製作/イフェ
プロモデラーとして活躍するイフェさんの作品。2作品とも『月刊ホビージャパン』との企画で製作した筆塗り仕上げのものです。いずれも筆塗りが難しいとされているラッカー塗料を使用しているにもかかわらず、エアブラシで仕上げたような均一感や光沢感を実現。実物を間近でみるとその具合がよくわかります。
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「Pathfinder」 製作/藤田祐樹
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キットはWAVE 1/24 スコープドッグターボカスタム
戦車や飛行機のプラモデルに付属するミニチュアフィギュアの原型を手掛けている原型師・藤田祐樹さんが製作したスコープドッグ。パラシュートを自作し空挺部隊スタイルに。配色や頭部の迷彩塗装など、ミリタリー色の強い雰囲気に仕上げられています。
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ボルジャーノン 製作/ぷーも
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バーガ・ハリKK 胸像/ぷーも
若手モデラー・ぷーもさんの作品。通常の模型製作だけでなく、3D造形にも精通しており、今回の2作品とも0から作り上げたフルスクラッチビルド作品。チョイスが、あえてザクIIではなくボルジャーノン(『∀ガンダム』に登場したザクIIのようなモビルスーツ)であったり、『ゴティックメード』のバーガ・ハリKKであったりと渋いのも印象的でした。
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「GANDAM EXIA REPAIR3.5」製作/アーリーチョップ!!!
模型雑誌でその腕を奮う北海道在住のプロモデラーのアーリーチョップ!!!さんの作品。今回は自身が得意とするガンプラから、マスターグレード1/100 GANDAM EXIA REPAIR3をもとに、独自解釈による改造と武装変更でオリジナルスタイルのREPAIR3.5を完成させています。制作内容は本人のYouTubeチャンネルでも紹介しています。
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「めぐりあい ガンダム&ガンキャノン」製作/mat
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製作内容をイラスト付きで綴った展示物も
「月刊ホビージャパン」が毎年行なっている名物企画「オラザク選手権」で最優秀賞にも輝いたことのあるモデラー・matさんが製作したガンダムとガンキャノン。バンダイ製マスターグレード 1/100 RX-78-2 ガンダム ver.2.0と旧キットの1/100ガンキャノンをもとに、劇中の姿をイメージした大改造を行なっています。
SNSやブログではその他の作品の途中経過も詳しく掲載しているので、気になる方はご覧になってみてください。
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「RX-78 REAL TYPE」製作/清水圭
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まるで絵画のような仕上がり
模型雑誌を中心に作例を手掛けているプロモデラー清水圭さんの作品。水性塗料をメインにした筆塗り仕上げを得意とし、キャラクターのみならずスケール模型の作例も多数手がけ、水性塗料と筆塗り仕上げの可能性を広めています。
今回展示された作品は模型雑誌に掲載された1/48 メガサイズモデルのガンダム。ガンダムのキットの中では最大級のサイズとなるキットを筆塗りで、しかも別カラーに仕上げているという大作です。筆塗りによる筆ムラをうまくテクスチャーに落とし込み、大味な仕上がりにならない工夫が盛り込まれています。
◆ホビー情報サイト「nippper」
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