去る7月12日に東京文具共和会館 2F ABC室で行われたホビーリンク・ジャパン主催の模型展示会「ホビ展」のレポートをお届けします。今回は会場に数多く展示されていた精巧なスケールモデル作品をピックアップしていきます。
「ホビ展」とは?
ホビー関連商材を取り扱うインターネット通販会社ホビーリンク・ジャパンが主催する模型展示イベント。今回は浅草橋にある東京文具共和会館の3フロアで催されました。スケールモデルや海外メーカーキット、『Ma.K.』シリーズといった濃い模型ファンの琴線に触れる作品が多めなほか、プロモデラーや模型メーカーの社長が参加するトークイベントなども行われ、模型ジャンルの造詣を深められるイベントにもなっています。
-
「1/72 ハインドD」 製作/YOSHIKI
-
「1/48 P-47」(奥)&「1/32 スピットファイア」(中)&「1/32 Mig3」(手前)
精巧に作られているスケール違いの飛行機模型たち。そのまま作るのではなく、ディスプレイケースのサイズに合わせてあえて両翼をカットしたり、分解状態で仕上げるなどの工夫もされており、こうした情景のトリミングは見る人の視線誘導にも非常に効果的だと感じました。
-
「エレール 1/48 AS350」(左上)&「タミヤ 1/100 スカイクレーン」(右上)&「イタレリ 1/48 OH-13」(左下)&「エレール 1/72 リンクス HAS-2」(下)&「Aモデル 1/72 Ka-15NH」(右下)製作/きくやん
通常の飛行機模型とは異なりメカニカルな機械部分の露出が多く、キャノピーが大きいぶんコクピット周辺もしっかり仕上げないといけないなど、いろんな要素で製作難易度の高いヘリコプター作品をずらりと並べた展示スペース。兵器だけでなく、火災消火用や農薬散布用などラインナップもバラエティに富んでいました。
-
「モンローが来た」製作/大田正人
-
往年のあの名女優の姿を模型で再現
空母ホーネットのドーリットル飛行隊激励に来た名女優マリリン・モンロー、という妄想シチュエーションをジオラマ化。各フィギュアに細やかな表情が付いており、実写といった雰囲気。ライトアップギミックも搭載され非常に手の込んだ作品でした。
-
「HOT LZ Vietnam War」製作/KEVIN
イタレリ製 1/48スケール ベル UH-1D イコロイを使った作品。ローターには前後ともに回転する電動ギミックを仕込んでおり、シンプルな土台でもリアルな情景が浮かぶ仕上がり。
-
「SEAFIRE FR.47 “MOREAN WAR 1st allied strike”」製作/KEVIN
AIRFIX製1/48スケール SEAFIRE FR.47。ギアボックスは3Dプリンタで新造。ライトギミックのほかプロペラの可動ギミックも追加されています。
-
「Fokker D.VII(Fok)」製作/schu
第一次世界大戦で活躍した名機の1つ。キットはWingnut Wings製1/32スケール。各部デカールはきれいに貼られ、木目塗装の雰囲気も上場。難易度の高い複葉機を美しく仕上げています。
-
「Siemens Schuckert D.III」製作/schu
第一次世界大戦末期に登場したドイツの複葉機。キットはRODEN製の1/32スケール。複葉機なことに加えてキット自体も組み立て難易度高めなので、仮組み調整を根気よく行い、細部工作を施してクオリティの高い姿に仕立てられていました。
-
「グレムリンたちの悪ふざけ」製作/でじたる迷彩
ダイナミックな構図とボリュームのあるエフェクト表現で非常に躍動感のある飛行機ジオラマ作品。機体を取り巻く生き物はタミヤ製の恐竜プラモデルを改造したもの。
-
「Goodbye forever 〜今生の別れ〜」製作/たかっち
地雷処理に出撃する工兵分隊との最後の記念写真に収まる村長と娘というコンセプトのジオラマ。特にフィギュアの表情にこだわっていて、いずれも一つとない独自の顔つきにアレンジされていました。
-
「バケットローダー除雪仕様」製作/たかっち
ハセガワ製1/35スケールの日立建機ホイールローダーZW100-6に陸自塗装を施し、車番プレートを装着させてミリタリーテイストにアレンジを加えた作品。独特のデザインも相まって非常にマッチした仕上がりに。
-
「A Battle Without Honor」製作/あーみー
第一次世界大戦のフランス北西部ソンム川近辺で繰り広げられた、ソンムの戦いをテーマにしたジオラマ。フィギュアの動きやポージング、泥の質感などは、製作者の元自衛官という経験を活かしているそうです。
-
「10式戦車」製作/Taku.M
ベースや10式戦車本体におよそ200本以上を植栽した力作。地面にあしらわれた落ち葉表現、立体的な斜め構造で不安定な山中を表現するなど、非常に風合いの良い仕上がりなのが見て取れました。
-
「1/144 ルン級エクラノプラン」製作/セブン1964
一見、SF作品に登場する飛行船や宇宙船に見えますが、かつて実在した兵器です。TAKOMからリリースされている「カスピ海の怪物」と称された旧ソ連の超兵器エクラノプランのキットを、陰影をしっかり残した立体感のある仕上げで完成させていました。
この記事をシェアする




