岐阜・中津川の秘境温泉へ!電波も届かない山奥にある「渡合温泉」 ランプのぬくもりと大自然を満喫

愛知あたりまえワールド

  • 「渡合温泉」

    「渡合温泉」

岐阜・中津川の奥深い山中、未舗装の道を進んだ先に静かに佇む秘湯「ランプの宿 渡合(どあい)温泉」。電波は届かず、地元の人でさえ訪れるのをためらうほどの場所です。辿り着けば、ランプの柔らかな光が包む懐かしい時間と、山の秘湯ならではのぜいたくなひとときが待っていました。

絶景の滝と険しい山道、その先に待つ温泉宿

  • エメラルドグリーンの滝つぼをつくる高樽の滝

    エメラルドグリーンの滝つぼをつくる「高樽の滝」

ナビに導かれるまま山道を進むと、いつの間にか電波は圏外に。ふと目に入ったのは「高樽(たかだる)の滝」の看板。ここは付知峡の奥にある知られざる絶景スポットです。エメラルドグリーンに輝く滝つぼは息をのむ美しさです。

  • 隔絶した秘境に佇む「ランプの宿 渡合温泉」

    隔絶した秘境に佇む「ランプの宿 渡合温泉」

しかし目的地はまだ先。道は険しさを増し、水たまりや迫る崖に緊張しながら進んでいきます。やっとの思いで到着した「渡合温泉」は、入口が分かりにくく、階段を上ってようやく宿にたどり着きました。

電気も電波もない! ランプが灯す非日常の宿

  • 夜には電気がつかないので、代わりにランプを灯りに使用

    夜には電気がつかないので、代わりにランプを灯りに使用

「ランプの宿 渡合温泉」は、明治時代から人々を癒し続けてきた歴史ある温泉宿。現在は6代目・今井さん一家が力を合わせて切り盛りしています。宿には電気が通っておらず、夜10時までは発電機であかりが灯り、その後はランプのやさしい光に包まれます。

  • 山水でキンキンに冷やされたドリンク

    山水でキンキンに冷やされたドリンク

部屋にクーラーやテレビ、コンセントはなく、スマホの電波も届きません。意識せずともデジタルから解放される環境です。営業は4月から11月までで、1日5組限定。冷蔵庫の代わりに川の水で飲み物を冷やし、水道もなく山水を24時間流し続けています。自然と共に生きる知恵が息づく宿です。

ドクダミ天ぷらにイワナ刺し! 素朴でぜいたくな晩ごはん

  • クセになる風味と軽やかな食感、自然が育んだ天ぷら

    クセになる風味と軽やかな食感、自然が育んだ天ぷら

夕食の食材は宿のご主人・俊博さんと一緒に調達。玄関先だけでも旬の山菜が次々と見つかります。この日はドクダミやウワバミソウなど、8種類もの山菜を天ぷらに。

  • 圧巻の大きさのわらじ五平餅は渡合温泉名物!

    圧巻の大きさのわらじ五平餅は渡合温泉名物!

さらに自家養殖のアマゴの塩焼きや、イワナの刺身、醤油ベースで香ばしく焼き上げた「わらじ五平餅」も並びました。素朴ながらも滋味あふれるごちそうに、山の恵みを実感します。

不便だからこそぜいたくに! 山奥で味わう非日常の湯

  • じんわりとした温かみは、薪で炊くお湯ならでは!

    じんわりとした温かみは、薪で炊くお湯ならでは!

いよいよお待ちかねの温泉へ。毎分0.7リットルと湧出量は控えめですが、薪で焚く小さな五右衛門風呂に浸かれば、ランプの灯りと木の香りが心をほどいてくれます。

  • 灯りと香りに包まれる、ここでしか味わえない入浴

    灯りと香りに包まれる、ここでしか味わえない入浴

渡合温泉は江戸末期、林業を営んでいた初代が発見したと伝わります。かつては湯治場として栄え、500人ほどが暮らしていた時期もありましたが、やがて人が離れ、今はこの「ランプの宿」だけが残りました。

  • 何もない不便さを楽しみ、愛しむスタイルの宿

    何もない不便さを楽しみ、愛しむスタイルの宿

夜10時を過ぎると電気は消え、火打ち石で灯したランプの光が唯一の明かりに。便利さを忘れ、静かな山奥で過ごす時間は、まさに非日常。どこか懐かしい空気の中で心をリセットできる、特別な温泉宿です。

この記事をシェアする

  • X
  • Facebook
  • Instagram

関連記事