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オフシーズンのはずの秋の田原に人が集まる理由とは?
観光の閑散期となる秋の田原市ですが、突然、人が押し寄せることがあるそう。伊良湖岬の上空を、南へ旅立つタカの大群が通過。その希少な「タカ柱」をひと目見ようと、全国からカメラ片手にファンが集結するといいます。
県外ナンバーが続々! 田原の秋がざわつく理由
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「伊良湖オーシャンリゾート」に泊まるお客さんのお目当ては「タカ」
四季折々のレジャーが満載の田原市。冬は菜の花、春はイチゴ狩り、初夏はメロン。そして夏は“サーフィンの聖地”。秋は唯一の閑散期ともいえますが、岬の高台にそびえる「伊良湖オーシャンリゾート」では駐車場が満車に! ナンバープレートを見ると、県外からの車がずらりと並んでいます。オーシャンビューの絶景がホテルの自慢。ですが、お客さんは“山側”に集まっていました。
全国の愛好家が惚れ込む“空のロマン”がここに
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伊良湖岬は渡り鳥のタカが立ち寄る重要な中継地だった
それもそのはず、彼らのお目当ては「タカの渡り」です。タカの渡りとは、タカが冬を越すために南の国へと渡ること。夏の繁殖を終えたタカたちは、寒さを避けるために海を越え、インドネシアなど東南アジアまで1万kmを超える大移動をします。その神秘的な飛翔を写真に収めるため、毎年全国からファンが集まるのです。
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空に舞う凛々しい鷹の姿をばっちり撮影
取材した日にも大勢の愛好家たちがカメラを持って集まり、タカが飛んで来るのを心待ちにしていました。
ドローンやパラグライダーで空中観察!
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ドローン撮影で捉えたのは、タカではなくトビだった
そこで私たちも、空を舞うタカの撮影にチャレンジ! 狙うなら同じ空へ、ドローンを飛ばして捜索を開始します。ところがカメラに映ったのは、この地に暮らすトビの姿のみ。実はタカは、いつでも姿を見せてくれるわけではありません。旅の途中で余計な体力を使わないよう、慎重に行動しているといいます。
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全国的にみても、かなり珍しい多種多様な渡り鳥が飛来する
40年以上撮影を続ける愛好家・花井岳晴さんによれば、2025年9月下旬には希少な“迷鳥”アカガシラサギを確認できたそう。渡り鳥は上昇気流を利用して高度を上げ、体力を温存しながら海を渡る――。その条件が整うのが、渥美半島なのです。
運が良ければ、群れで旋回しながら上昇する「タカ柱」が出現することも!
一羽の姿追いかけるも…撮影はならず
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パラグライダーで迫ったが、タカは残念ながら撮影できず
「どうしても圧巻のタカ柱を写真に収めたい」。取材スタッフは再度、パラグライダーでの接近に挑みますが、この日はタカ柱には出合えず……単独で飛ぶ一羽の鷹を見つけたものの、撮影には至りませんでした。
ついに来た、奇跡の瞬間!空に現れたタカ柱
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朝からたくさんのタカの渡り愛好家がスタンバイするも……
取材3日目。最後のチャンス! 愛好家たちから最新情報を集め、花井さんおすすめの場所へ急行。到着したのは「渥美の森展望台」です。
朝6時にも関わらず、すでに多くの人がスタンバイ! しばらくしてもタカの姿はなく、諦めずに待つこと2時間。その瞬間は突然やってきました。
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なんと最後の最後に、神秘的なタカ柱の撮影に成功!
空一面に舞う無数のタカ。上昇気流に乗って旋回する姿はまさに「タカ柱」です。田原の秋は、人々が空に夢中になる季節なのでした!
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