今年は"幻級"!?旬のワタリガニを求めて西尾へ。奇跡の一杯に密着

愛知あたりまえワールド

  • 全国1位の漁獲量を誇る西尾市。ワタリガニを求めて漁へ

    全国1位の漁獲量を誇る西尾市。ワタリガニを求めて漁へ

今が旬、愛知県が漁獲量日本一を誇る「ワタリガニ」が、いま最も美味しい季節を迎えています。一年を通して楽しめる味覚ですが、この時期は特に格別。メスには“内子”と呼ばれる卵巣がぎっしり詰まり、濃厚な旨みを味わえるベストシーズンです。

 

春先までふくらむ内子は、ワタリガニの魅力を象徴する存在。今回は、そんな旬の味を求め、極上の一杯に出会う旅へ出かけました。

究極の一杯の決め手は内子とカニ味噌

  • ワタリガニの美味しさをこれでもか!?と味わえる絶品丼

    ワタリガニの美味しさをこれでもか!?と味わえる絶品丼

ワタリガニを求めて向かったのは西尾市。しかし、例年は豊漁なワタリガニも今年は状況が一変しました。漁獲量は大きく減少し、メスのワタリガニは“幻”ともいえるほど希少な存在になっています。

 

市場関係者が口をそろえてすすめる食べ方が、「ワタリの浜ゆで丼」。カニの身に、濃厚な内子とカニ味噌をたっぷり絡めて味わう、まさに至福の一杯です。

 

  • 内子とカニ味噌をダブルでいただくのが旨い!

    内子とカニ味噌をダブルでいただくのが旨い!

価格も高騰し、甲羅20センチを超える大型のメスは1杯3,500円。これは10年前と比べて3倍以上という驚きの水準です。

 

それでも、内子が詰まった最高のワタリガニを諦めるわけにはいきません。今回は、ワタリガニだけにワタリ119さんが幻のメスワタリガニの捕獲に挑みました。

4時間一本勝負!漁船で挑むワタリガニ漁

  • 船をチャーターして、地元漁師と三河湾へ

    船をチャーターして、地元漁師と三河湾へ

協力してくれたのは、17歳の頃から海に出続けてきたベテラン漁師の毛受(めんじょう)さん。今回は特別に船をチャーターし、制限時間4時間で挑戦します。狙うのは、砂地に潜むワタリガニ。底引き網を使って探りますが、メスがかかる確率はかなり低いのだとか。

  • ふんどしの形でオスかメスか判別できる

    ふんどしの形でオスかメスか判別できる

 

一投目。網を海へ沈め、船を走らせること約25分、いよいよ水揚げの瞬間です。期待を込めて引き上げると、網に入っていたのはワタリガニ。しかし、残念ながらオスでした。目指すのは、内子がぎっしり詰まったメスです。

  • オスでさえ超濃厚なのに、それを超えるメスの美味しさって...!

    オスでさえ超濃厚なのに、それを超えるメスの美味しさって...!

とはいえ、せっかくの獲れたて。その場で茹で上げ、船上で即席ランチに。甲羅を割った瞬間、濃厚なカニ味噌があふれ出し、抜群の旨さに思わず思わず唸ってしまいます。オスでこれほど美味しいのなら、メスはいったいどれほどなのか...期待はさらに膨らんでいきます。

  • 実は似ているように見えて、全然違うカニのゲットが続く

    実は似ているように見えて、全然違うカニのゲットが続く

二度目、三度目の水揚げも空振り。ワタリガニの姿すら見えず、思うように成果が出ない時間が続きます。四度目でようやくメスらしき個体を見つけたものの、正体はよく似た「タイワンガザミ」や「ノコギリガザミ」。惜しくも本命ではありませんでした。

  • なんと、念願のメスのワタリガニをゲット!歓喜の瞬間

    なんと、念願のメスのワタリガニをゲット!歓喜の瞬間

 

終了時間も徐々に迫るなか、望みをかけて最後の一投へ。果たして結果は...?ついに、網の中に現れたのは念願のメスワタリガニ。内子をしっかり抱えた、まさに探し求めていた一杯でした。

  • 濃厚なカニの旨みがトマトクリームと合わさって至極の美味しさ

    濃厚なカニの旨みがトマトクリームと合わさって至極の美味しさ

 

向かったのは、西尾市を代表するリゾートホテル「三河湾リゾートリンクス」。全室オーシャンビューを誇る、三河湾を望む人気の宿です。

 

腕を振るうのは総料理長の水戸さん。この日のためだけに、通常メニューにはない特別料理を作ってくれました。トマトソースに生クリームを合わせて仕上げた「ワタリガニの濃厚クリームソース リングイネ」です。

 

カニの旨みがソース全体に溶け込み、トマトのほどよい酸味とクリームのコクが絶妙なバランスで重なり合います。ひと口食べれば、濃厚な風味が口いっぱいに広がり、思わず頬がゆるむ味わいでした。

 

  • ワタリガニの純度100%の絶品スープに感動

    ワタリガニの純度100%の絶品スープに感動

 

さらに、万が一“撮れ高ゼロ”になった場合に備えて用意してくれていたワタリガニを使い、「ワタリガニのスープ カプチーノ仕立て」も提供。凝縮された旨みがきめ細かな泡とともに広がり、最後までワタリガニの魅力を存分に味わえる時間となりました。

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