オグリキャップの聖地から山奥のジビエコースまで。岐阜で出会う"濃すぎる"ディープ旅

愛知あたりまえワールド

名馬のふるさとを訪ね、どこか懐かしさ漂うレトロなおもちゃの世界に触れ、さらには山あいにひっそりと佇む究極のジビエ料理店へ。今回巡るのは、岐阜県各地に点在する3つのディープスポットです。どこかクセになる岐阜の“ディープ”を探しに、いざ出発します。

オグリキャップの聖地へ!笠松競馬場のディープな魅力

  • あの名馬の聖地を訪ねて、昔も今もファンで賑わう

    あの名馬の聖地を訪ねて、昔も今もファンで賑わう

最初に訪れたのは、岐阜県笠松町。到着早々、目に飛び込んできたのは“馬のマーク”の道路標識。まさかの馬の横断注意…?その正体は、すぐ近くにある笠松競馬場の存在を示すものでした。

ここは、伝説の競走馬・オグリキャップがデビューした地。地方競馬で12戦10勝を挙げた後、中央へ移籍し「芦毛の怪物」として有馬記念を2度制覇。近年はアニメ化の影響もあり、若者を中心に“聖地巡礼”の地としても注目を集めています。

国内外からファンが訪れる、まさにディープスポット。

  • 数量限定メニュー・揚げ大判焼きに出会えたらラッキー!

    数量限定メニュー・揚げ大判焼きに出会えたらラッキー!

レース前の腹ごしらえは、昭和の空気が色濃く残る売店へ。創業50年以上の「丸金食堂」では、唐揚げやどて煮をセルフ形式で楽しめます。なかでも数量限定の“揚げ大判焼き”は、外はサクサク、中は甘いあんこが際立つ隠れた名物です。

  • 競馬場が借地で開設されたため、地域の風景が今も息づく

    競馬場が借地で開設されたため、地域の風景が今も息づく

そしてコースへ向かうと、さらに驚きの光景が。なんと競馬場のコース内に地域のお墓が存在。土地を借りて開設した経緯から、移設できなかったものがそのまま残っているのだとか。ロケーションからも、ディープな魅力がにじみ出ていました。

レトロパチンコの宝庫!岐阜レトロミュージアム

  • 時代を感じるたまらないレトロゲーム機が所狭しと並ぶ

    時代を感じるたまらないレトロゲーム機が所狭しと並ぶ

続いて向かったのは、岐阜県山県市。山あいにひっそりと佇む「岐阜レトロミュージアム」です。館内には、昭和を彩ったゲーム機や生活雑貨がぎっしり。

ワニワニパニックやジャンケンマンフィーバーといった懐かしのゲームはもちろん、カルチャー誌や当時の子ども用自転車など、時代を感じるアイテムが並びます。

  • レトロ自動販売機で、なんと今でもメニューを購入できる

    レトロ自動販売機で、なんと今でもメニューを購入できる

さらに、1970〜80年代に活躍したレトロ自動販売機も現役稼働。うどんやハンバーガーをその場で注文でき、当時の空気感をそのまま味わえます。

このミュージアムを手がけるのが、館長の杉本勇治さん。実は、日本有数のレトロパチンコ台コレクターとしても有名です。館内の奥には、昭和のパチンコホールを忠実に再現した空間が広がります。実際の玉を使って遊べるため、当時の熱気をリアルに体感できます。

  • 映像がほとんど残らない幻の一台「大和II」の大当たりを公開

    映像がほとんど残らない幻の一台「大和II」の大当たりを公開

なかでも注目は、1989年製の幻の一台「大和II」。中央の戦艦が三次元的に動く仕掛けを持つ希少機で、これまでオークションに出たのはわずか2台。それをいずれも杉本さんが入手したというから驚きです。

さらに、元ホールスタッフによるマイクパフォーマンスも再現。細部までこだわり抜かれた空間は、まさに昭和へタイムスリップしたかのような没入感を生み出しています。

究極のジビエ体験!山奥の名店「かたつむり」

  • 最小限の味付けで、脂の甘みと旨みをじっくり味わう

    最小限の味付けで、脂の甘みと旨みをじっくり味わう

最後のディープスポットは、山県市のさらに奥地にある「かたつむり」。店主・清水さんは、以前の放送でも話題となった個性派の料理人。天然ジビエのみを扱うこの店には、その味を求めて数多くの著名人が足を運びます。

今回は特別に、9品のコースを用意。まずはイノシシのスペアリブ。炭火で焼き上げ、塩コショウだけで仕上げることで、肉本来の甘みが際立ちます。

  • 野性味あふれる、力強い美味しさの熊ハツ

    野性味あふれる、力強い美味しさの熊ハツ

続いて登場するのは、熊の心臓や十二指腸、鹿の希少部位など、なかなか出会えない食材の数々。力強い旨みと独特の食感が印象的です。

さらにディープさを増すのが、熊の手。ゼラチン質のぷるぷるとした食感で、体の内側からエネルギーが湧き上がるような一品です。

  • キノコが原点。今ではジビエと組み合わせた極上鍋を味わえる

    キノコが原点。今ではジビエと組み合わせた極上鍋を味わえる

実は清水さんの原点はキノコ採り。後半は、その真骨頂ともいえる天然キノコ鍋へ。濃厚な出汁に野菜をたっぷり加え、子熊のしゃぶしゃぶとして味わいます。最後に提供された猿の脳みそは衝撃の一品でした。

極めつけは、和製ポルチーニとも称される希少なキノコ「アカヤマドリタケ」の寿司。口に入れた瞬間に溶け、濃密な旨みだけが静かに残ります。

まさに、最後まで“ディープ”尽くしの岐阜旅でした。

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