アルティメットを超える"ライトニングニッパー"とは? ゴッドハンド最新商品を徹底解説

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「第62回全日本模型ホビーショー」が10月12日(土)・13日(日)に東京ビッグサイト南1・2ホールで開催されました。全日本模型ホビーショーでは、各ホビーメーカーから秋〜冬にかけてリリースされる新商品を一挙公開。今回は、業界を代表する模型工具メーカーの地位を確立しているゴッドハンドの注目アイテムを紹介していきます。

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"アルティメット”のその先へ……。「ライトニングニッパー」

  • ライトニングニッパー

    ライトニングニッパー

今までにない切れ味と使い心地で、模型用ニッパーシーンに新風を巻き起こした「アルティメットニッパー」を擁するゴッドハンドより、アルティメットニッパーのさらに上の切れ味を実現したその名も「ライトニングニッパー」をリリースすることを発表。これまでにない使い心地を実現しているものの、推奨しているパーツの厚みが1.5ミリ以下と扱いがより繊細になっているようで、現状では使い手を選ぶ仕様のようです。

発売は2025年5月。その仕上がりが今から楽しみです。

「アルティメットニッパー」とは?

従来のニッパーとは異なり、切断する刃を両側ではなく片側だけにして強烈な切れ味と美しい切断面を実現したニッパー。リリース後人気を博し、現在は通常タイプ以外にも先端が鋭いクラシックタイプ、先端の細いスリムタイプ、強度をカバーしたタフタイプなど、様々なバリエーションが存在します。

ニッパーの特徴

  • 両刃ニッパー
    昔から展開されている、両刃ではさんでカットするタイプのニッパー。タミヤの薄刃ニッパーを始めとするグレードの高いものは特に切れ味が良く、パーツをランナーから切り離すときに残るゲート跡もきれいに処理できます。比較的安価で手に入りやすいものが多く、頑丈でラフに扱いやすいのも特徴。

  • 片刃ニッパー
    片方だけを刃にすることで切断する力が伝わりやすく、両刃タイプの断面によく見られる力が伝わりきらずにできてしまう、ちょっとした段差が起こりにくい、きれいな切断面を実現できるニッパーです。これによってゲート跡が極めて目立たないので、無塗装の素組み状態の仕上がりがよく、塗装する場合でもゲート跡の処理が最小限に抑えられます。高価なものが多く、切れ味を重視したぶん、強度があまり高くありません。落としたり太いパーツを無理やりカットしたりすることで、あっさりと刃が折れてしまうこともあるので、ゴッドハンドに限らずどのメーカーのものも扱いは慎重に。

軟金属の断面をきれいにカットできる金属用ニッパー

  • ソフトメタルニッパー

    ソフトメタルニッパー

模型の改造やディテールアップによく使われる金属線を切断するためのニッパーに、切断面の仕上がりにこだわったタイプが登場しました。従来品に多い“潰し切る”のではなく、平坦なカット面を実現することで、カット面を整える手間が抑えられたり、怪我のリスクを抑えられたりします。真ちゅう線は1.5ミリまで、銅線やアルミ線は2ミリまで対応可能。

  • メタルラインニッパーミニ

    メタルラインニッパーミニ

こちらは刃やグリップが小さいタイプ。刃の先端側は細いメタルリギングに、金属線には根本側と使い分けるのがオススメです。金属線は0.5ミリ径以上のものが推奨。

分厚い樹脂パーツを手軽に一刀両断できるニッパーを一般流通

  • パーツニッパーミドル

    パーツニッパーミドル

6ミリ径以下の厚さの樹脂素材を、模型用ニッパー感覚でカットできるパーツニッパーミドルの展開にして、直販限定から一般流通へと拡大させました。ランナーごとにカットして小さいパーツをまとめたり、大まかにパーツをカットしたり、延長に使ったプラ板の積層のはみ出し部分を整えたりするのに便利です。レジン素材にも対応しているので、レジンキットパーツでよく見られる湯流れによる大きなゲート跡にも素早く対応できます。

組み立てのお供にしたい便利工具!

  • パーツオープナー(仮)

    パーツオープナー(仮)

  • 耐久性に優れた金属製

    耐久性に優れた金属製

接着剤を使わなくても組み立てられるいわゆる「スナップフィット」のキットでも、一度しっかりはめ合わせてしまうとやり直すことが非常に困難。一緒に組み込むパーツを付け忘れてしまい、やり直そうと無理にパーツを外そうとしてはめ込むためのダボピンをうっかり折ってしまった……なんて経験は、プラモデルを嗜んでいる人であれば幾度となく経験したことがあるはずです。

そんなときに便利なのがパーツオープナー。パーツをはめ込んだところの隙間に差し込んで外れやすいようにする工具です。

こうした商品はすでにリリースされています。しかしゴッドハンド製のものは隙間に入り込みやすい刃の薄さと絶妙な角度で、こじらなくてもパーツを外しやすい作りに。作業中にパーツに傷を付けてしまうリスクを軽減しているようです。また、携帯性と取り回しの良さも期待できるスティックタイプなのもポイントといえるでしょう。

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