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美海きょうこ賞を受賞したSenbeiさんの作品「スラッグ渓谷の朝」
2025年8月21日から24日に静岡県のザザシティ浜松で行われた「浜松ジオラマグランプリ」。全国の模型愛好家やプラモデラーが自慢のジオラマを出展する一大イベントです。2025年は、全国から50作品がエントリー。名作映画をモチーフにした作品や、レトロな街の風景など趣向を凝らした作品が多数展示されました。
中でも、審査員賞に選ばれた5つの作品を、作家の解説とともにお届けします。
目次
準グランプリ |宿場町/岡田 次雄(埼玉県)
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宿場町/岡田 次雄(埼玉県)
奈良井宿をテーマに制作しました。
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旅館や酒屋さんの看板がレトロで趣深い
浜松美術館 館長賞|居酒屋「喰い処」/あらみち(愛知県・初)
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居酒屋「喰い処」/あらみち(愛知県・初)
ある居酒屋を見て、この中には何があるんだろうという好奇心から生まれた作品。秋の夕暮れ、営業しているとは思えない廃れた居酒屋の前。団子を手にした少女が、贅肉腹のたぬきに誘われる。商売繁盛を願うはずのたぬきは薄気味悪く、まるで店に引き込もうとしているようだ。
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よく見ると、木のいすの下でウサギが丸くなっている
鹿威しの流れる音だけが聞こえる中、戸口に近づく少女。その様子を笑うたぬき。イスの下に隠れている兎。この先の結末は、「取らぬ狸の皮算用」。
美海きょうこ賞|スラッグ渓谷の朝/Senbei(埼玉県)
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スラッグ渓谷の朝/Senbei(埼玉県)
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トロッコが走る様子
「天空の城ラピュタ」にはスラッグ渓谷を走る蒸気トラムが登場します。パズーの家の朝のシーンからドーラー家のオートモービルから逃げ、トロッコに乗り、壊れた線路から落ちて、飛行石が光るシーンまでを表現してみました。
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飛行石が光るシーンを表現
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「天空の城ラピュタ」に登場する航空機「フラップター」を、ミニチュア模型で見事に再現
後ろからパズーたちを探しているフラップターや空から落ちてきたロボット兵も追加しました。ジオラマは建物の一部を除き、全てフルスクラッチで制作しています。
金子辰也賞|KY (危険予知) ジオラマ/ただのねこずき(山梨県・初)
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KY (危険予知) ジオラマ/ただのねこずき(山梨県・初)
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あらゆる“危険”が盛り込まれた作品
配管を張り巡らせ、趣味全開の工場を作りました。タイトルにあるKY活動は、ある場面にどんな危険が潜んでいるかを話し合い、危険意識を高める活動です。本ジオラマの各場面には、いろいろな危険が盛り込まれています。ぜひ探してみてください。
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ヘルメットを装着せずにペンキを塗る人の姿が!
鏡の角度を工夫し、満足いくまで配管のボリュームを増やしました。ぜひ正面から覗き込んでみてください。
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たくさんの配管が張り巡らされている
山田卓司賞|光の庭/ラトキエ(愛知県)
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光の庭/ラトキエ(愛知県)
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モネが過ごした「ジヴェルニーの庭」の景色をモチーフに制作
私の大好きな画家、クロード・モネが自ら手掛けたフランス、ジヴェルニーの庭がモチーフです。実際に行った事はありませんが、現地の写真やモネの睡蓮の作品を参考に、リアルと絵画の間のイメージで制作しました。
今回紹介した「宿場町」「KY(危険予知)ジオラマ」「スラッグ渓谷の朝」「喰い処」は、静岡県浜松市のザザシティ浜松1階「浜松ジオラマファクトリー」にて展示中です。山田卓司賞の「光の庭」は、12月ごろ展示予定。ぜひ、1つひとつのジオラマをじっくりと観察してみてください!
「浜松ジオラマファクトリー」
住所:浜松市中区鍛冶町15 ザザシティ浜松 西館1F
開館時間:10:00~20:00(最終入場時間 19:30)
休館日:水曜日
入館料:大人300円、中高校生200円、小学生100円、未就学児童 無料
※時計工房ノマキで入場料をお支払いください。
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