これ模型!?夕立に襲われたロードスターの模型の水滴表現が凄すぎる!〈LIFE ON WHEELS展示会 vol.2〉

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去る10月12日に、早稲田奉仕園 スコットホールギャラリーにて開催された車・バイクをテーマにした模型展示会「LIFE ON WHEELS展示会」の模様をお届け。今回は本イベントと同時に催されていた「塚本康仁a.k.aプラモ極道 5周忌追悼展」の展示作品を一挙紹介していきましょう。

「LIFE ON WHEELS」とは?

  • 一般的な模型展示会では使用されないような会場を選び、雰囲気づくりも徹底

    一般的な模型展示会では使用されないような会場を選び、雰囲気づくりも徹底

「人、クルマ、バイクが織りなす情景模型」をテーマに掲げた模型展示会で、2018年からスタートし、今回で6回目の開催。クルマ模型、バイク模型、そしてそこに添えるフィギュアを使用すれば何でもOKであること、また参加者がプロモデラーを含む凄腕モデラーということもあって、普段なかなかみることのない独創性に富んだ作品が見られる展示会として好評を博しています。

塚本康仁さんは「LIFE ON WHEELS」の発足メンバー

  • 作品集の販売も

    作品集の販売も

長年ホビー業界に身を置き、メーカーに所属して商品開発などを行う一方で、自身も模型制作を嗜なみ、“プラモ極道”という名で「これを立体化するの?」と思わせる独創的な作品の数々を模型展示会などで発表していました。

5周忌追悼展が催されたのは、「LIFE ON WHEELS」の発足メンバーであったこと、そして、模型仲間から非常に愛されていた人物であったから。会場には塚本さんの作品の数々が彼と縁のある方からのエピソードとともに飾られた、素敵な展示スペースとなっていました。

  • グッドスマイルカンパニー 1/24 東京都電6000形 -昭和-

    グッドスマイルカンパニー 1/24 東京都電6000形 -昭和-

2020年11月にホビーメーカー・グッドスマイルカンパニーからリリースされた東京都電6000形 -昭和-のプラスチックキット。鉄道模型界隈において1/24スケールは「Gゲージ」と呼ばれる規格とほぼ同じなので比較的馴染みはありますが、純粋な模型としては前代未聞のボリュームで、記憶に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらのキットを規格・開発したのが塚本さん。1/24スケールはクルマ模型のメジャースケールなので、さまざまな車種と組み合わせられるほか、情景模型の素材としても活躍させやすい貴重なキットといえます。

  • 「のら犬」製作/清水 圭

    「のら犬」製作/清水 圭

清水さんが製作した、セガのアクションゲーム『龍が如く』の舞台である神室町をモデルにしたビネット。作品に盛り込まれた雨の波紋表現や当時物のピンクチラシは、技法のアイデアマンであり謎のコレクターでもあった塚本さんに提供してもらったものだそう。

  • 「夕立」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

    「夕立」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

タミヤ製 1/24 マツダ ロードスターを使用した情景模型。タイトル通り、激しい夕立を表現しており、地面の濡れた感じや、車体表面を覆う細かい水滴表現が非常にリアルで、雨粒の軌跡が見えるくらいの臨場感を感じる仕上がり。

  • 「THE MOONLANDER」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

    「THE MOONLANDER」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

ペガサスホビーがキット化した、ヴェルナー・フォン・ブラウン提案の月探査宇宙船ムーンランダー。サイズは1/350スケール。カリッとしたつや消し仕上げに程よくウェザリングが施され、重厚感のある雰囲気に仕上げられています。

  • 「キリン ラガーCMのハリソン・フォード(未完成)」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

    「キリン ラガーCMのハリソン・フォード(未完成)」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

1994年に放送されたキリン ラガービールのCMで、伊東四朗とサウナに入っているときのハリソン・フォードを作っていたもの。顔周りはバンダイの1/12『スター・ウォーズ』のキットを流用しているようで非常にリアル。体つきがまだ筋骨隆々としていた状態で、まだまだ調整の段階であったことがうかがえました。

  • 「顔のYシャツ」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

    「顔のYシャツ」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

東京に住んでいる方で、神田方面によく訪れる人であればほぼご存知であろう街のランドマークを担っていた“顔のYシャツ”のビル(2024年に惜しくも取り壊されてしまいました)。当然フルスクラッチビルドによるもので、象徴的な顔の看板はもちろん、左右に配置された室外機もしっかり再現されています。

  • 「Jeremy Krieger」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

    「Jeremy Krieger」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

1977年からイギリスのBBCで長年放送されていた人気自動車番組「トップ・ギア」の名物司会者であるジェレミー・クラークソンの頭部を「マシーネンクリーガー」のパワードスーツ、スーパーAFSに配した作品。ジェレミーの髪型や額のシワなど細かく再現。肩アーマーには、放送局と番組のロゴがあしらわれていて芸細。

  • 「尾頭 ヒロミ」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

    「尾頭 ヒロミ」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

映画『シン・ゴジラ』で存在感を放っていた、市川実日子演じる尾頭ヒロミをフルスクラッチで立体化したもの。特徴をしっかり捉えた顔つきや、ノートパソコンからひと目であの尾頭ヒロミを連想させる出来映えは見事。

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  • 「Le pur sang」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

    「Le pur sang」製作/塚本康仁a.k.aプラモ極道

キットはモノグラム製1/24 ブガッティ Type35B ロードスター。選ばれたものだけが乗れるエリートカーであるブガッティを、幼少のころはT35を模した子供用高級電動カーで嗜み、やがて本物のT35に乗り、そしてその次の世代へと引き継がれていく。そんなクルマ好きの血統が受け継がれていくドラマが込められています。ちなみに「Le pur sang」はサラブレッド、純血という意味で、戦前のブガッティを指す言葉として用いられています。

  • 塚本さんによるキット同梱の接着剤のコレクション

    塚本さんによるキット同梱の接着剤のコレクション

会場にはコレクター気質であった人柄がわかる、塚本さんによるキット同梱の接着剤のコレクションも展示されていました。

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