テレビ愛知では、3月1日（土）から毎週土曜午後3時30分より、連続ドラマ「純喫茶つながり、閉店します」（全5話）を放送中！

喫茶店だからこその距離感でつむがれる、今も昔も変わることがない人と人との「つながり」や「ぬくもり」を肌で感じる心温まる物語。

【あらすじ】
父の死を契機に名古屋の喫茶店「純喫茶つながり」が閉店することに。売れない小説家から臨時マスターになった典夫（竹財輝之助）とバイトの亜希菜（渡邉美穂）、常連客の小山田（小手伸也）のもとには、さまざまな悩みや背景を持った人々が集まる。悩みを抱える人たちが喫茶店での会話を通じて“人生を前向きに見つめ直す姿”をリアルに描いていく。

 「読むテレビ愛知」は、2022年まで日向坂46で活動し、現在は女優として活躍中の渡邉美穂にインタビュー。ドラマのみどころから思い出深いエピソードまで、話を聞いた。

気遣ってくれる優しさが心に沁みました

——まずは、ドラマの脚本を読んだ感想からお聞かせください。

「会話劇が好きなので、脚本を読んでワクワクしました。人と人とがリアルに言葉を交わすことで生まれる空気感が魅力的で、自分にとって新しい挑戦になる作品だなと感じました。
また、日常の何気ない会話の中で変化していく感情や、タイトルにもある“つながり”というテーマが、どの時代でも大切なものだと改めて感じました。このドラマを通じて、世代や性別を超えて、人と関わることの素晴らしさを感じてもらえたらうれしいです。

現実でも、言葉を交わさなければお互いを理解できなかったり、すれ違ってしまったりすることってありますよね。そういう“あるある”が詰まった作品なので、ぜひ注目してもらえたらと思います」

——渡邉さんご自身は、喫茶店にはよく行かれますか？

「行きます、大好きです！ 行きつけの喫茶店もあるんですけど、気に入りすぎているので場所は秘密です(笑)。
ちょっとだけヒントを言うと、地下1階にあって、階段を降りるとたどり着くのですが、窓がなくて自然光が入らないんです。その薄暗い雰囲気がまた良くて。
そこで食べるフレンチトーストが大好きで、いろんなお店で試しているんですけど、いまだにそこを超えるものに出会えていません。
すでに人気のお店なので、私は朝一番のオープンしたての時間に、散歩がてら行くのが好きです。朝の喫茶店、おすすめです！」

——どんな時に喫茶店に行きたくなりますか？

「私は喫茶店で読書をするのが好きなんです。作品の撮影期間中って、セリフも覚えなきゃいけないし、気がつくと頭がパンパンになってしまうことが多いんですけど、そんな時にお休みがあると、朝から純喫茶に行ってのんびり読書をします。その時間がすごく好きで、忙しい時ほど喫茶店に足が向いている気がします。

喫茶店には、ほとんど一人で行きます。実は、プライベートは一人で行動することが多くて、寂しいなと思うこともありますが、一人だと気を使わなくていいし、落ち着くんです」

——渡邉さんにとって、喫茶店は落ち着く場所でもあり、リフレッシュする場所でもあるんですね。印象的な思い出はありますか？

「今でも忘れられないのが、東京・田端にある喫茶店での出来事です。駅から少し歩いた先にある、とても素敵なお店でした。

ご夫婦で営まれていて、その日は優しいおばあちゃんが接客してくれました。私は『ピザトーストとクリームソーダを絶対に頼もう！』と決めていたのですが、注文すると『お嬢ちゃん、ピザトースト、すごく分厚いけど食べられる？』って聞いてくれて。どれくらい分厚いのかな？と思っていたら、『心配だから半分にした方がいいよ』って。しかも、『半分にするなら、値段も半分にしてあげるね』って言ってくれたんです。

商売だから普通はたくさん食べてもらいたいはずなのに、そうやって気遣ってくれる優しさが心に沁みました。東京に、今でもこんなあたたかいお店があるんだって…4年くらい前の出来事ですが、ずっと忘れられない大切な思い出です」

渡邉さんが純喫茶のアルバイト店員に扮する連続ドラマ「純喫茶つながり、閉店します」（全5話）は、3月1日（土）午後3時30分放送！　どうぞお楽しみに！

【渡邉美穂　プロフィール】
2000年2月24日生まれ。埼玉県出身。2017年〜2022年まで日向坂46で活躍。主な出演作にテレビドラマ「イチケイのカラス スペシャル」(フジテレビ系)、ミュージカル「SUNNY」、ヒロインを演じた「星になりたかった君と」(日本テレビ系)、「声春っ！」(日本テレビ系)、「ブラザー・トラップ」(TBS系)、「SHUT UP」(テレ東系)、「虎に翼」（NHK）、「ラブライブ！ スクールアイドルミュージカル the DRAMA」（毎日放送）など多数出演。映画紹介番組「シネマクラッシュ」(ＢＳテレ東)にナビゲーターとしてレギュラー出演中。

【第3話あらすじ】
亡き父に宛てられた差出人不明の手紙。そこに書かれていたのは、かつて店を閉店しようとしていた父への問いかけの手紙だった。今の自分と重なる内容に驚く典夫。一方、亜希菜の前に、幼馴染の京佳が現れる。過去のすれ違いから再会に戸惑う亜希菜は、思わず冷たくしてしまう。
帰り道に、一人の婦人・吉井と出会った亜希菜。認知症を患う吉井をかつての思い出の地・純喫茶つながりへと連れてくる。忘れていた家族との思い出が、少しずつよみがえる吉井。その姿を見た典夫は、ある重大な決断をくだすのだった。

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